“漁師×料理人”をコンセプトに、全国の漁港直送の旬魚と気鋭の料理人がコラボレートした鮮魚料理専門店を展開する「あぶらぼうず」。その最新店となる「漁師×料理人 あぶらぼうず 赤坂店」が3月8日、一ツ木通り沿いにオープンした。09年に展開を開始した「あぶらぼうず」直営店はこれが5店舗目。経営母体であるヘンリーブロス(東京都港区)の代表・江嶋力氏が全国の漁港に足を運んで開拓した産地直送の仕入れ網に加え、確かなキャリアを積んだ“一流の料理人”を起用した商品力で差別化に成功している。赤坂店の料理人には、同社が運営する別業態「漁師炉辺 ぼうずこんにゃく」で長年キャリアを積んだ料理長を抜擢。同社が提携する全国49ケ所の漁港から、店長や料理長がその日の釣果を見極めて漁師や漁港と直接やりとりし、朝獲れた魚が午後届く“最高鮮度”の魚を使った一品をラインナップする。6割を占める日替わりメニューは、「漁師 地魚刺身五点盛り合わせ」(1280円~)、「朝獲れ地魚刺身」(写真は金目鯛980円)、「あぶらぼうずの煮付け」(写真・980円)など。グランドメニューには、「漁師匠のわら焼鰹の土佐造り」(750円・1380円)、「四万十アオサノリ酢」(450円)、「マンボウの腸とニンニクの炒め焼」(850円)など地方料理や漁師料理を軸とする既存店の人気メニューを並べる。近隣のビジネスマンを中心に舌の肥えた30代以上をメインターゲットとする一方で、一品料理を280円から用意するなど、幅広い世代に間口を広げる。今後の展開について江嶋氏は「店舗拡大よりも、鮮魚料理店としてのクオリティ維持が最重要課題と考えています」と語る。「あぶらぼうず」「ぼうずこんにゃく」ブランドでのフランチャイズ展開を進める一方で、既存店のブラッシュアップに重点を置く意向だ。また回転寿司業態に着手し、念願であった海外進出も具体化。今年中にシンガポールに一店舗目を構える予定で、今後は海外展開にも力を注いでいく。
店舗データ
店名 | 漁師×料理人 あぶらぼうず 赤坂店 |
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住所 | 港区赤坂3-18-10 サンエム赤坂ビル1F |
アクセス | 東京メトロ赤坂見附駅から3分 |
電話 | 03-5562-5667 |
営業時間 | 11:30~15:00、18:00~24:00 |
定休日 | 日祝休 |
坪数客数 | 24坪40席 |
客単価 | ランチ800円、ディナー3000~3500円 |
運営会社 | ヘンリーブロス株式会社 |
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