2000年に創業、青山で人気の魚料理「吉成」を運営する魚成〈渋谷区渋谷、代表取締役 中村吉成氏〉が、2号店“上質な大人のための立ち飲み”と個室など2スペースの「渋三 吉成」を明治通り沿い、渋谷三丁目に12月15日オープンした。
オーナー中村吉成氏は、札幌屈指のフレンチの名店「モリエール」などで6年間フランス料理に従事するも、大好きだった魚料理へと転向。魚屋に半年修行するなどして魚の目利きや捌き方を学んだのち、10年前に独立。毎日築地から新鮮な旬の活魚を仕入れ、グランドメニューは一切なく、A3用紙5枚にびっしりと手書きで毎日約100種ほどの品書きを書きあげる。
店内は、中央にあるオープンキッチンを挟んで、窓側が立ち飲みスペース、反対側はカウンターとテーブル席に、奥には個室も完備。
メニューと価格は、着席と立ち飲みとで異なるが、着席の一例は、天然活じめの「平目うす造りポン酢」「ミンククジラ赤身刺し」(各1,600円)「天然本鮪脳天刺し」(2,600円)「季節限定カワハギ肝和え」(3,000円)など刺身類が充実で、「キンキ丸一匹・煮付or焼」(4,800円)などの煮物、焼物や、「金目鯛しゃぶしゃぶ」(3,000円)「極上天然ブリしゃぶ」(3,500円※全て1人前・2人前から)など、本店でも人気の鍋も楽しめる。
ドリンクは、日本酒が一合600円から約20種、焼酎が550円から麦5種、芋30種以上など種類も豊富。
立ち飲みでは、サービス品の「本日の美味しいお刺身」(400円~)「大粒ホタテいそべ焼」「本鮪脳天入りネギトロ巻」(各500円)「極上白子ムニエル・自家製ポン酢」「自家製カラスミ」「インド鮪あご焼」(各600円)など、500~600円が中心価格帯とお手ごろ。ドリンクも、生ビールが着席なら500円に対し、立ち飲みなら400円など、着席に比べ2割~3割は安価に楽しめ、立ち飲みの客単価は2,500円、着席は6,000円。(料理の金額は仕入れにより価格の変動有)
通常、立ち飲みというと食材や料理、内装や雰囲気も安っぽいというのが普通だが、同店は“とにかくいいものを出す”という基本理念のもと、着席と違わない新鮮で手の込んだ魚料理を、高級感ある落ち着いた空間で楽しむことができ、まさにワンランク上の立ち飲みだ。
新鮮な魚を目当てに、ちょっと一杯から気軽に楽しむなら立ち飲み、接待などゆっくり食事したいなら個室など、用途によって使い分けられる、これまでになかった、新しいスタイルの魚料理店の誕生だ。
ヘッドライン
[ニューオープン]
2010.02.08
青山で人気の魚料理「吉成」が2号店!“上質な大人のための立ち飲み”と個室など2スペースの「渋三 吉成」が明治通り沿い、渋谷三丁目に12月15日オープン!
(取材=辰田 美保)