世界に通じるホスピタリティで知られるレストラン「CITABRIA(サイタブリア)」を経営するスパムスタッフ(東京都港区、代表取締役・石田聡氏)は、11月30日、六本木ヒルズのけやき坂通りに、フレンチビストロとアメリカンダイナーの融合業態「Lauderdale(ローダーデール)」をオープンした。
2001年にオープンした「サイタブリア」は、最上のホスピタリティを追求し、店舗展開をしない方針で経営するレストラン。お客を第一に考えメディアにも一切登場しないことでも知られている。そんな同社が六本木ヒルズという商業施設に新業態をオープンした経緯について、今回、プロデュースを担当した女将の石田弘子氏は「『サイタブリア』も9年が経ち、私たちのスタイルもメディアに動かされることなく確立してきました。『サイタブリア』はシックで大人のイメージなので、明るく、テラスがあるような対照的な店をつくりたいと以前から考えていて、そのイメージにしっくりきたのがこの場所でした。『サイタブリア』よりもカジュアルに、お子様からご年配の方まで幅広いお客様に気軽に使っていただける店です」と語る。
コンセプトは、アメリカ・マイアミのはずれにあるリゾート地「フォートローダーデール」にあるような、ビストロ×アメリカンダイナーの“ビストロダイナー”。料理は、フランス修業や乃木坂のフレンチ「FEU」などで研鑽を積んだシェフ・佐藤了氏が担当。本格フレンチの技術をベースにしつつ、カジュアルなスタイルで提供する。メニューは、モーニング、ランチ、アラカルトに大別され、朝7時からのモーニングでは、「焼きたてスフレ」650円~、「バターミルクパンケーキ」700円、「オムレツ」650円~などを用意。またランチでは、「ローダーデールコンボ」1,400円、「本日のパスタ」1,000円、「自家製ビーフパティのハンバーガー」1,200円など、ビジネスランチにも使える価格帯で提供する。平日15時以降は、レギュラーメニューとなり、パテや自家製ソーセージといった前菜から、サラダ、パスタ、メインなど約35品を用意。またアルコールは、リゾートを意識したリゾートカクテルをはじめ、「サイタブリア」でも人気のノンアルコールカクテルや、2500円~のワインなどを用意している。とりわけモーニングには、「日本でも欧米のような朝食文化を根付かせたい」という想いがこめられている。
内装も女将の弘子氏が多くを担当し、家具や装飾はすべてアンティークで統一。壁の装飾ひとつにもこだわって仕上げた。天井まで届く迫力あるカウンターとは対照的に、テーブル席はフランスを意識した温かみのある空間。かっこいいのに様々なシーンで気軽に使える、使い勝手のいい優良店の登場だ。
ヘッドライン
[ニューオープン]
2010.01.12
「サイタブリア」の姉妹店はビストロ×ダイナーの新スタイル!「Lauderdale(ローダーデール)が11月30日、六本木ヒルズにオープン!
- ハイセンスなアンティーク空間。