漁港直送の鮮魚を隠れ家的な空間で。渋谷センター街近くに水産会社直営の和食居酒屋「和・ダイニング とと楽」が12月２日オープン！

静岡県熱海市に本社を置くかね哲水産（代表取締役・手塚哲秀氏）が運営する和食居酒屋「和・ダイニング とと楽」。品川店に続く2号店となる渋谷店が12月2日オープンした。1号店は品川シーサイド駅前のショッピングモール内で、50坪76席で月商1000万円を計上している。渋谷店は一変し、センター街近くながら、路地裏的な通りのビル2階というロケーション。渋谷でも落ち着いた店を求める20代後半から40代の女性をターゲットに据え、メニュー・内装デザインとも一新した。ジャズが流れる和モダンな空間に、割烹を思わせる白木のカウンター席とカジュアルなテーブル席を設け、幅広い客層と利用動機にこたえる。 メニューは、伊豆半島の漁港から毎日自社便で届く魚介を使った和食がメイン。氷を張ったケースにその日入荷した魚を並べ、お客がその中から好みの魚を選んで、焼く、煮る、揚げるなど調理法を指定する提供法で、「漁港直送」の臨場感を醸している。季節の和食を中心にアラカルトも豊富に揃え、白ワインを効かせた洋風鍋「白鍋」、地海苔入りの和風鍋「黒鍋」（各1人前1100円）などオリジナル鍋も好評。厨房には高級業態出身の板前を起用しており、盛り付けにも趣向を凝らす。ただし渋谷という立地に合わせ、中心価格帯は500～1000円、客単価3500円とリーズナブルな設定。水産会社直営のアドバンテージを生かし、他店より2～3割安い価格での提供が可能という。ランチは焼き魚や天ぷらなどの定食をコーヒー付き800円～1200円で用意しており、中でも6種のネタを盛った「爆弾丼」（800円）が人気だ。 渋谷店の目標月商は680万円。同社はほかに回転寿司「寿し源」を平和島のフードコートと京急川崎駅前で運営しているが、今後は「とと楽」ブランドを主体に展開を進める予定だ。品川、渋谷とテイストの異なるエリアで、立地に合わせた柔軟な店づくりのノウハウを蓄積し、多店化に乗り出す。

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