東京レストランツファクトリー株式会社(東京都港区六本木、渡邉 仁氏)は、10月9日、新業態開発の為の施策モデルとして様々な試みを仕掛けている祖師ケ谷大蔵・ウルトラマン商店街にあるカジュアルレストラン、「SUNS CASTLE(サンズキャッスル)」のメニューリニューアルを実施。開店当初、人気が高かった「ハンバーグ」を復活させた。同店のある祖師谷大蔵・ウルトラマン商店街は、街としても成熟している事を理由に様々な外食経営者が新業態作りとして、試作的に店をオープンさせるケースが多い事で有名。「SUNS CASTLE(サンズキャッスル)」も、将来的なFC展開を見据え、メニュー等を度々改良しながら、今、まさに丁寧に業態を創り上げているところである。そんな「SUNS CASTLE(サンズキャッスル)」で、今回「ハンバーグ」を復活させることにした経緯とは、定期的に行なっている店内アンケートや携帯登録のポイントシステムによる来店客からのアンケート集計の結果、オープン当初あった「ハンバーグ」を再び食べたいと望む声が非常に多かった為だ。以前課題になっていたオペレーションも、改良を続けてきたことでクリア出来たため、今回、再登場に至った。「ハンバーグ」には、同店の売りである食べ放題のサラダー&デリ(特製カレーも食べ放題)が付いているほか、オプションとして、トッピング5種、ソース3種から好みのものを選び、自由にアレンジ可能。リニューアル後の客単価は1,200円を想定。ディナー客単価は、ハンバーグ単品980円〜と既存メニューを含めた中で最も安い為、従来より50円減を見込むが、満足度の向上、新規客開拓の手段として考える。リニューアル認知の為の広告ツールとしては、地域住宅へのポスティング2万部と地域媒体1社での告知を図る。ビラには「ランチ食べ放題1,280円→980円」「ハンバーグお試し価格で全品200円引き」と2種のクーポンが付いており、戻り率は約10%以上と高く、週末になるとランチ、ディナーとも長蛇の列ができる。「来店客の満足度を上げていくことが愛される業態を作る為には最も重要」とは、同社社長の渡邉氏。店内アンケートや携帯電話のポイント還元システムによるアンケート集計で来店客のリアルな声を集め、それを業態開発に反映させる手法は、消費者の嗜好が細分化されてきている今の時代、最も有効なやり方である。同店のように、より繁盛する業態を探る手段としてはもちろん、集客に困っている店においては、なにが問題なのか、自分の店をしっかり見つめ直す絶好の機会である。ぜひ参考にしたい。
店舗データ
店名 | SUNS CASTLE 祖師ヶ谷大蔵駅前店 |
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住所 | 東京都世田谷区砧6-39 桃季花ビル地下1階 |
アクセス | 小田急線祖師ケ谷大蔵駅より徒歩1分 |
電話 | 03-6411-8200 |
営業時間 | 11:30〜16:00 (L.O. 15:00) / 17:30〜23:00(L.O. 22:00) |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 60席 |
客単価 | 客単価1,200円 |
運営会社 | 東京レストランツファクトリー |
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