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“カップケーキ”ブームの火付け役のチャプチーノが、今度はN.Y.で人気の“ソフトプレッツェル”を開発。老舗胡麻油の竹本油脂とコラボした新店「Ciappuccino」を広尾商店街に6月5日オープン!

(取材=辰田 美保)


食事系パンケーキとカラフルなカップケーキで一大ブームを作ったチャプチーノ(港区海岸、福田清盛氏)は6月5日、「マルホン胡麻油」の名で知られる創業享保十年、280年の歴史をもつ老舗竹本油脂とコラボしたN.Y.で人気の“ソフトプレッツェル”を目玉にする新店「Ciappuccino」を広尾商店街にオープンする。
チャプチーノ全店で人気のパンケーキ、カップケーキ、パスタやピザなどもひととおり提供するが、新店の目玉となる看板商品は、N.Y.ほかアメリカ全土で親しまれている菓子、ソフトプレッツェル。製法は、生地の中に前述の太白胡麻油を練りこみ、ベルトコンベアー式オーブンでこんがりと焼き上げるもので、外はカリッと、中はふっくらとした食感。これまでのパンケーキ、カップケーキ同様、アメリカのレシピそのままではなく、日本人の口に合うように改良しているが、これを「翻訳」という言葉で表現するのも非凡なるクリエーター、福田氏ならではだ。
プレッツェルは、日清製粉の主力の小麦粉“カメリヤ”を主に使用することから名づけたプレーンの「カメリヤ」(189円)をベースに、トッピングは「アイシング」(+52円)から、同店のパンケーキ、カップケーキでも一番人気で、店名をアレンジした塩バターキャラメル&アーモンドの「チャプッツェル」(+105円)、煎り胡麻と胡麻油を使った「享保十年」(+84円)を筆頭に、豊富なトッピングやアレンジがあり、今後は客の要望等も取り入れながらバリエーションを広げていくという。
席数は10席と少なく、テイクアウトが中心にはなるが、昼中はパンケーキとドリンクのセット(1,050円~)などの食事も提供。17時以降は、バールとなり、コラボの胡麻油を使ったオーブン料理や、胡麻油による自家製マヨネーズで食べる温野菜などのタパスのほか、もちろんアルコールも提供し、土曜日のみだが、ソムリエも在駐させる。
メニューを監修するのは、イタリア政府公認レストランとして名を馳せる「ラ・ビスボッチャ」元料理長であり、福田氏の親戚でチャプチーノの立ち上げにも係わっている、現青山エリュシオンハウス料理長・高橋弘之氏。高橋氏による自慢のレシピ「自家製ソーセージのキタッラ」ほかのパスタには、日清フーズが開発した、冷凍生パスタ「パスタフレスカ」を使用。わずか1分で仕上がる便利な冷凍麺ながら、手打ち麺と味も食感も全く遜色なく、これまでの冷凍パスタの常識を打ち破る美味しさと高橋・福田両氏が太鼓判を押し、今後はチャプチーノ全店に導入予定。補足すると、この冷凍パスタを加熱・解凍するのは同じく日清の「ラウンドアップパスタスチーマー」。101度から120度の水蒸気(ドライスチーム)で冷凍麺を急速解凍するシステムは、今回の小規模な厨房でのパスタメニュー導入に貢献している。
実は現役予備校講師ながら、わずかここ2年の間に、チャプチーノを無借金経営で東京から大阪、広島まで次々に店舗を拡げ、常に独自の感性で一連のブームを仕掛けてきた業界の超異端児・福田氏は、「これからはますます、高級ブランドが持て囃される時代は終わり、ネームバリューや常識にとらわれず、“いいものであるかどうか”“適正価格で、格好よいかどうか”を新しい価値基準とする、“スタイルの時代”がやってくる」と断言。そんな同氏の手にかかれば、これまで日本では成功事例や馴染みのなかった“ソフトプレッツェル”も、新たなるブームを巻き起こすことは間違いないだろう。

店舗データ

店名 Ciappuccino(チャプチーノ)広尾店
住所 東京都渋谷区広尾5-16-1 1F

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電話 03-3473-4473
営業時間 9:00-24:00(L.O.23:00)
定休日 なし
坪数客数 10席+スタンディング席 坪数;10坪
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※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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