「マンダリン オリエンタル東京」の初代総料理長・山本秀正氏が9月3日、丸の内パークビルに地中海料理レストラン「Antibes（アンティーブ）」をオープン！

株式会社 Dining&Resort Creo（中央区銀座、代表取締役・中尾哲也氏）は9月3日、丸の内パークビルディングのブリックスクエア2階に炭焼きグリルをメインとする地中海料理レストラン「Antibes（アンティーブ）」をオープンした。 全体のプロデュースを手掛けるとともに厨房で愛弟子達と腕を振るのは、マンダリン オリエンタル 東京の初代総料理長であり、リッツカールトンホテルワシントン時代に歴代大統領に料理を作り、レーガン氏、ブッシュ氏、クリントン氏と三代に渡るアメリカ 大統領の舌をも唸らせた日本人シェフ、山本秀正氏。イタリアの国立料理学校を卒業後、フレンチの第一人者であり、ヌーベル・キュイジーヌの巨匠、ロジェ・ ヴェルジェ氏に師事。ビバリーヒルズ、サンフランシスコの名店にて研鑽を積み、欧米にて欧米料理と和食のフュージョン料理人気を高めた実力者である。その 後、「マンダリン オリエンタル ワシントン」初代総料理長を経て、世界初の6ツ星レストラン「マンダリン オリエンタル 東京」の初代総料理長を歴任した輝かしいキャリアの持ち主だ。 「日本の料理のすばらしさを国内外に発信する」という新たな使命を掲げ、彼が次に挑んだのは食の総合プロデューサー。07年末、ホテル終業時代からの愛弟 子とともに同会社を立ち上げると、2008年4月、多摩に250坪からなる洒落た雰囲気の焼肉店「べこ亭」をオープン（客単7000円）。11月初旬、あ ざみ野南に毎日約45種のパンを焼き上げるカフェレストラン＆ベーカリー「ル・ブレ」を開店させ、2週間後にはコリドー街にタパスバー「ワインアンドタパ スクアデラ」を出店。創業わずか2年にして、三菱という最大手のデベロッパーから誘いを受け、今回の「アンティーブ」をオープンさせた。 メニューは、野菜や魚、肉をグリルでシンプルに仕上げた地中海料理。ランチ1200円〜。ディナーはアラカルトでのオーダーも可能だが、シェフの料理の世 界観を楽しむのであればコース料理がおすすめ。全4コースあり、開業感謝特別メニューとして前菜3種、パスタ、グリル、デザート、飲み物からなる「モレッ ツア」4000円、前菜5種、タリアテッレ、グリル、デザート、飲み物が付く「ニース」5800円、冷菜、温菜、タリアテッレ、グリル、デザート、飲み物 付き「アンティーブ」7800円、本マグロやＡ5の国産牛、天然の海老などの高級素材を使った冷菜、温菜、タリアテッレ、グリル、デザート、飲み物付き 「カンヌ」10500円。野菜の焼き加減など、すべてがテクニックの世界。3ヶ月毎にメニューの40％を入れ替えながら熟練の職人技で常に旬の味覚を提供 する。素材の味を引き立てるオリーブオイルと塩へのこだわりは特に強く、オイルはオーガニック、味の濃いもの、さっぱりしたものと、3種を素材によって使 いわけるほか、塩はアルゼンチン・パタゴニア産の無添加で金属類が一切含まれていない天然塩を使用。客単価は6000円前後を想定。 「日本人は食に関して世界一だと思っている。だからこそ料理もサービスも、もっと質の高いものを創り上げていきたい。本気でやっている人が日本にもまだま だたくさんいるし、なによりも食は文化だから」と山本氏。アメリカでの21年の生活に終止符を打ち、世界有数のホテルの総料理長へと華やかに返り咲いた彼 は、次なるステージとして料理人から食の総合プロデューサーへと新たな道を歩みだした。「今一番やりたいのはお客様を楽しませること。いい素材でおいしい 味を作る。それをリーズナブルに提供する。この3つが揃うのはすごく難しいことなんです。それを僕は、丸の内でやりたかった」。彼の参入で丸の内の食文化 は間違いなく深まるに違いない。DRCは来年4月にも、既に新業態2軒のオープンを予定している。日本外食産業における山本氏の快進撃が始まった。 【店舗データ】 店名；アンティーブ 住所；東京都千代田区丸の内2-6-1 丸の内ブリックスクエア2F 電話；03-6269-9166 営業時間；11:00〜15:00(LO14:30)、ディナー17:00〜23:00（LO22:00）、日祝〜22:00（LO21:00）　定休日；不定休（ビルの規定に準ずる） 客単価；ランチ1,500円、ディナー6,000円

店舗データ