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未来型飲食店の実験ビルGROWNDが日本橋に開業。飲食店の新たな販路開拓&遊休不動産の活用を実践

2020年12月、日本橋に開業した複合ビルGROWND(グラウンド)。三越前駅から徒歩2分、3階建ての建物で、リアルな場に限らないITを活用した飲食店の新たな販路開拓と、遊休不動産の有効活用、2つのミッションを実践する。神泉の期間限定フードコート「ツカノマフードコート」の立ち上げをサポートしたNODが運営し、ビルが取り壊しとなるまでの約2年の期間限定のプロジェクトだ。


■複合ビルGROWNDとは?

同ビルは、日本橋再開発に伴い約2年の期間限定で遊休不動産を活用するプロジェクト。老舗飲食店も多い日本橋界隈だが、コロナ禍で客足が遠のいた店も少なくない。そうした飲食店含め、地域の活性化を目指している。NOD代表の溝端友輔氏は、「飲食店に複数のキャッシュポイントを作り、新たな可能性を探る試み」と話す。詳細インタビューはオンラインサロン「MiraEats〈ミライーツ〉」に掲載!

1階:ホットサンド専門店「HOT SAND LAB mm」

NODが直営で営業するホットサンド専門店。地方の特産品や、近隣にある老舗飲食店とコラボした具材を使ったホットサンドを提供。昼はコーヒーとともに気軽なカフェとして、夜はおつまみも提供するカジュアルバーとして営業する。完全キャッシュレス。事前注文のためのアプリ、オンラインストアを近日中にリリース予定だ。

(「HOT SAND LAB mm」店内と、すし店の出汁巻き卵をはさんだ「蛇の市の玉子サンド」)

1階・3階:製造拠点・シェアスペース

同ビルでは1階、3階の飲食フロアで飲食業許可と製造業許可を取得。飲食店の間借り営業や、卸売やECの飲食物を製造することが可能だ。現在、2階はアパレル企業のオフィスとして使用中。3階はIT企業が行うEC事業のギョウザの製造拠点として日中を使用し、夜は和菓子バーが営業している。

(3階の製造拠点・シェアスペース)


NOD代表取締役 溝端友輔氏
1993年、和歌山県生まれ。中央工学校インテリアデザイン学科卒業後、商業施設の制作会社を経て、建築ディレクターとして独立。2019年12月、NODを立ち上げる。飲食店やホテルなどの建築・不動産関係の事業を展開する。

■MiraEats〈ミライーツ〉~未来の「食・eats」をクリエイトする~
http://www.miraeats.com/
GROWND仕掛け人、NOD代表・溝端友輔氏インタビュー記事はこちらに近日公開予定!

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