新・編集長コラム

「外食アワード」で振り返る2025年!ローカルチェーンの躍進に朝食市場の拡大、令和の焼酎ブームまで

PROFILE

大関 まなみ

大関 まなみ
1988年栃木県生まれ。東北大学卒業後、教育系出版社や飲食業界系出版社を経て、2019年3月よりフードスタジアム編集長に就任。年間約300の飲食店を視察、100軒を取材する。


①「資さんうどん」M&Aに見るローカルチェーンの躍進

全国各地には、その地方で展開する「ローカルチェーン」が存在する。有名どころだと北海道の「ラッキーピエロ」や静岡の「さわやか」だろうか。各自のテリトリー内で地域密着の飲食店を展開し、その地域に住む人の「誇り」ともいえる存在になっている。2025年はそんなローカルチェーンに脚光が当たった。そのきっかけをつくったのが、外食アワードを受賞した崎田晴義氏が代表を務める(株)資さんの「資さんうどん」だろう。

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「資さんうどん」は福岡・北九州発祥のうどんチェーンだが、それ以外の地域では知らない人もいる(わたしもそうで、ちょっと前まで「し、しさんうどん…?」と言っていたクチだ)。それが一躍全国区となったのは、2024年10月、すかいらーくがM&Aにより資さんうどんを傘下に収めたことがきっかけだ。これにより、福岡を出て都内へ初出店を果たす。関東1号店となった「資さんうどん八千代店」(千葉県八千代市)は連日行列の人気ぶりで話題をさらった。今後も、すかいらーくの力で全国へ福岡ローカルの味を紹介していくことになる。

近年は外食業界でM&Aが盛んだ。このように資本力のある大手が、地方で輝く飲食店を買収する事例は今後も増えていきそう。「資さんうどん」に続き、地元に愛される味が全国区へ羽ばたくことが期待される。

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