①「資さんうどん」M&Aに見るローカルチェーンの躍進
全国各地には、その地方で展開する「ローカルチェーン」が存在する。有名どころだと北海道の「ラッキーピエロ」や静岡の「さわやか」だろうか。各自のテリトリー内で地域密着の飲食店を展開し、その地域に住む人の「誇り」ともいえる存在になっている。2025年はそんなローカルチェーンに脚光が当たった。そのきっかけをつくったのが、外食アワードを受賞した崎田晴義氏が代表を務める(株)資さんの「資さんうどん」だろう。

北関東のローカルチェーン「フライングガーデン」。自分の地元のローカルチェーンの話になると急に饒舌になる人は多い
「資さんうどん」は福岡・北九州発祥のうどんチェーンだが、それ以外の地域では知らない人もいる(わたしもそうで、ちょっと前まで「し、しさんうどん…?」と言っていたクチだ)。それが一躍全国区となったのは、2024年10月、すかいらーくがM&Aにより資さんうどんを傘下に収めたことがきっかけだ。これにより、福岡を出て都内へ初出店を果たす。関東1号店となった「資さんうどん八千代店」(千葉県八千代市)は連日行列の人気ぶりで話題をさらった。今後も、すかいらーくの力で全国へ福岡ローカルの味を紹介していくことになる。
近年は外食業界でM&Aが盛んだ。このように資本力のある大手が、地方で輝く飲食店を買収する事例は今後も増えていきそう。「資さんうどん」に続き、地元に愛される味が全国区へ羽ばたくことが期待される。



















