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コラム

“関西サードG”いよいよスタート!

次世代飲食経営者の勉強会・交流会「サードG(3rd Generation Club)」の関西版"が11月6日、いよいよ旗揚げする。大阪を拠点に活躍し、東京進出でも話題を提供している二人の若手経営者が核となって動き出す。"

PROFILE

佐藤こうぞう

佐藤こうぞう
香川県生まれ。早稲田大学政治経済学部卒業後、日本工業新聞記者、雑誌『プレジデント』10年の編集者生活を経て独立。2000年6月、飲食スタイルマガジン『ARIgATT』を創刊、vol.11まで編集長。
その後、『東京カレンダー』編集顧問を経て、2004年1月より業界系WEBニュースサイト「フードスタジアム」を自社で立ち上げ、編集長をつとめる。


「関西サードG」をいま旗揚げする意味は何か。私が2000年に『アリガット』という飲食スタイル誌を創刊した頃、関西には“ビッグスター”といえる新世代感覚の経営者がたくさんいた。「ちゃんと」を創業した岡田賢一郎氏をはじめ、伝説のカフェ「GARB」を創ったバルビバーニの佐藤裕久氏、最近は東京の商業施設の好ロケーションをジャックしているソルトコンソーシアムの井上盛夫氏、いまでもデザイナーズ系を発信し続けるオペレーションファクトリーの笠島明裕氏、消えてしまったが、デザイナーの森井良幸氏と一緒に“口説き系”個室ブームを仕掛けて一世風靡したキューブの原田康弘氏…。その上の世代では、UGグローイングアップの宇都宮俊晴氏、“業界復活”を果たした小林事務所の小林敬氏など、まさにキラ星のごとく飲食業界で輝いていた。創作料理トレンド、デザイナーズ系個室トレンドはまさに“西から吹いた風”であった。
10年後の現在はどうか…。彼ら第一、第二世代は栄枯盛衰を経て、その勝ち組のほとんどはいまや“東京ブランド”として定着している。彼らにとって関西はホームベースに過ぎない。彼らが次の世代を育てる環境もない。彼らに続く次の世代の経営者たちはどこにいるのか…。その顔が見てみたい…というのが、私の問題意識だった。その問題意識に応えてくれたのが、ワイズクルー・コーポレーションの山川博史氏だった。「CHIRIRI」などの直営店を京都、東京で運営し、東京・西麻布で美川憲一の店「鉄板焼き みかわ」をプロデュース、 『1店舗目で成功したオーナーはなぜ2店舗目で失敗するのか』に続き『脱サラしてお店をオープンする人の8割がなぜ失敗するのか』という著書を出版するなど、マルチに活躍する関西若手のホープだ。その山川氏が、東京サードGの幹事長・井戸実氏(エムグラントフードサービス社長)から刺激を受け、「関西サードGを創り、京阪神の次世代経営者をネットワークできるような勉強会を兼ねた交流会を発足させたい。東京サードGの経営者とも交流したい」と名乗りを上げたのである。
それに賛同したのが、「赤ちり亭」「カフェ・シャルボン」「中華厨房 担担」などの業態を手がけ、話題の和田アキ子プロデュースの「わだ家」を展開する未知インターナショナルの水本弥知秀氏。さらに、「炭火焼鳥ちんどん」を展開するRETOWNの松本篤氏、「鳥貴族」のFC店展開で急成長し新業態を手がけ始めたトラオムの堀江新一氏らが幹事役となって、これから京阪神の若手経営者たちに対して、関西サードへの参加を呼びかける。果たして、どんな顔ぶれが集まるのだろうか…。11月6日(金)、大阪OMMビルで「第1回関西サードG」を開催する。東京からはサードG代表幹事の松村厚久ダイヤモンドダイニング社長、幹事長の井戸氏、エーピー・カンパニー米山久社長はじめ主要メンバーが参加、“東西サードGの交流”を行う予定だ。「ミシュランガイド京都・大阪版」発売で料理界はいま賑やかだが、ビジネス系飲食コンテンツの発信拠点として“関西サードG”にも注目してもらいたい。事務局はイー・フードビジネス・サポートが担当。「第1回関西サードG」参加申し込みはこちらからです。

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