ホルモン界では名の知れた名店や人気店が軒を連ねるホルモンの激戦区・中目黒。この地に、神田、飯田橋で人気の塩ホルモン「好ちゃん」の3店舗目となる「好ちゃん 中目黒店」が、4月12日オープンした。経営は、「好ちゃん」(神田本店、飯田橋分家)のほか、千駄ヶ谷の「トラットリア タンタボッカ」、恵比寿の「ビストロ カルネジーオ」や神田の「トラットリア マッコ」、飯田橋サクラテラスの「トラットリア グランボッカ」、直近では大手町グランキューブに「ステーキ&トラットリア カルネジーオ」などを展開しているセレソン(東京都千代田区、代表取締役 岡田章氏)。今回の店舗は、同社にとって初の東横線沿線への出店となる。
中目黒という場所でのオープンについて、代表の岡田氏は、「中目黒は特に選んだ訳ではなく、別業態のカルネジーオの2号店にと紹介されました。条件も良かったのですが、目黒銀座商店街を含むこの付近は、ビストロやトラットリアが非常に多かったので、好ちゃんの方がいいと判断しました。2階の店舗ですが、地元密着型の店にできると思い決めました」と語る。また同氏は、特にホルモン激戦区と意識はしておらず、同立地に合った業態で、地元の人々に受け入れられる店づくりを目指したという。2005年の「好ちゃん 神田本店」の開業以来、芝浦直送の新鮮ホルモンと選りすぐりの正肉、充実したサイドメニューなどで確固たる人気を誇るブランドに成長してきた「好ちゃん」。ホルモン激戦区・中目黒においても、その実力は遺憾なく発揮されそうだ。
同店のメニューは、ホルモンをメインに、焼き物、肉、サイドメニューとなっているが、特に肉については、「カルビ(タレ)」(1300円/生卵1個50円)、「上カルビ(塩・タレ)」(1600円)、「赤身(タレ)」(1300円/生卵1個50円)など、既存店よりもわかりやすいスタイルで提供している。日によって異なる部位はスタッフが詳しく説明する。おすすめは、希少部位の「シマ腸(塩・タレ)」(900円)や「コプチャン(塩・タレ)」(900円)、「テール」(900円)、薄くスライスされレモンが添えられた「上ミノ」(1000円)などの新鮮ホルモン。栄養価も高くヘルシーなシャキシャキのピーナッツもやしを温かい前菜にして提供している「ピーナッツもやしのナムル」(800円)は、同店でも人気の一品だ。既存店ではイタリアンのメニューも豊富だったが、同店では、〆の「ミートソースパスタ」(1400円)のみに絞り、あえて“コテコテ路線”を意識したメニュー構成にしている。最新型のノンダクトロースターの採用により、臭いや煙も一切気にならない。ウッディ感漂う落ち着いた雰囲気の中で、純粋にホルモンを満喫する、そのギャップを楽しんでもらいたいという。
新鮮なホルモンに合わせるアルコールは、「超強力炭酸ハイボール(ジムビーム・角)」(各500円)や、「強炭酸サワー(生レモン・生梅)」(各500円)が一押しだ。「超」炭酸専用のサーバーで圧倒的な炭酸のすっきり感が楽しめる。そのほか、「生マッコリ」(グラス500円)や、肉食系ワインとして、「ポルコティント(ポルトガル産・赤)」「パンゴリン リラーズ(南アフリカ産・赤)」(グラス600円/ボトル3000円)などが揃う。
「中目黒店は、一本通りを入る住宅街の立地なので、とにかく近隣の方々に愛されるような店にしていきたいです。また来年には、恵比寿にビストロ カルネジーオの2号店、もしくは別業態での店舗オープンを予定しています。好ちゃんも人材が確保できれば展開したいですし、マッコも郊外への展開を検討していきたいと思っています」と今後を語る岡田氏。塩ホルモンの“好ちゃん”、肉イタリアンの代名詞“タンタボッカ”や“カルネジーオ”など、人々に愛されるブランドを次々と生み出してきた同社は、ポリシーとして掲げている「人が好きで肉が好き」をどこまでも貫き、今後も美味しさと楽しい時間・場所を提供し続けてくれることだろう。
店舗データ
店名 | 好ちゃん 中目黒店 |
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住所 | 東京都目黒区上目黒2-18-9 高伸ビル2F |
アクセス | 東急東横線・東京メトロ日比谷線 中目黒駅より徒歩5分 |
電話 | 03-5734-1477 |
営業時間 | 17:00~23:00(L.O.) |
定休日 | 火曜定休・月曜不定休 |
坪数客数 | 23坪36席 |
客単価 | 6000円 |
運営会社 | 株式会社セレソン |
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