スーパーシェフが高級食材をおしげもなく使って料理！超価格破壊の立ち飲みバル「俺のイタリアン」、9月21日、新橋駅近くにオープン！

新橋・SL広場から徒歩数分。表通りから細い路地に至るまで、飲食店が所狭しと軒を連ねる界隈で、一際目を引く“腕組みをするシェフ”の巨大ポスター。VALUE CREATE（東京都中央区、代表取締役：坂本孝氏）がここに新たにオープンしたのは、ヨーロッパのミシュラン星付きレストランをはじめ、数々の名店で修行を重ねたシェフ3人がタッグを組んだバル、「俺のイタリアン」。その店名からも心意気が感じられるが、他では絶対に真似できない突き抜けたテーマを掲げようと、「スーパーシェフによる世界最高級イタリアン＆フレンチを極限までいっきに価格破壊する」というコンセプトで、他にはない“高級立ち飲み”業態に挑戦した。16坪弱の店内は、テーブル16席に加え、大きなカウンターにスタンディングで25人程入れる、こぢんまりとした店舗。オープンから1ヶ月が経った今でも、ディナーコアタイムはひと月先まで予約でほとんど埋まっているそうだ。 山浦敏宏シェフはイタリアの「Antica Osteria Del ponte」「Don Alfonso 1890」の3つ星レストランの他、2つ星・1つ星など計6店舗を経験した。山浦シェフが修行していた当時、イタリアには3つ星レストランが3店しかなかったが、そのうちの2店で修行したという貴重な経験の持ち主。一方、遠藤雄二シェフはフランスの3つ星レストラン、20世紀最高の料理人と謳われ、ヌーベル・キュイジーヌの巨匠とも言われるアラン・シャペル氏の「Alain Chapel」での修行と、1つ星「Le Temps de Vivre」でフランス料理を学んだ。藤井大樹シェフも同じくフランスの3つ星「L’aubergade les loges」「L’ansbourg」や2つ星・1つ星など6店に渡り修行をして、2004年～2006年をフランスで過ごした。いずれも驚きの経歴を持つ“スーパーシェフ”3人による料理が、豪快なボリューム感で、とにかく安く食べられることが同店の売りである。 「トリュフとフォアグラのリゾット」（1100円）、「トリュフとポルチーニのカルボナーラ」（890円）、「ホロホロ鶏のフォアグラ詰めロースト」（1100円）、「ワタリガニのトマトクリームパスタ」（780円）などは、どれもグランメゾンやホテルで聞いたようなネーミングばかりだが、高級食材をふんだんに使ったこれらのメニューも1000円前後で食べられてしまう。ほかに、2人でも食べきれるか心配になるほどボリューミーな「俺ん家のサラダ」や、直径30センチあるピッツァ「マルゲリータ」「ビスマルク」「クワトロフォルマッジ」はいずれも580円と、とにかく財布に優しい価格設定だ。 アルコールはやはりワインがメインなのだが、こちらも値付けがユニーク。というより、適正価格であることを明確に示すため、全てメーカー小売価格＋999円（税別）という明朗な基準を設けた。赤・白・泡を含めて100種を超えるラインナップで、産地もヨーロッパ、ニューワールドなど幅広い。グラスは150ccで赤・白500円、スパークリングは600円で提供とこちらもリーズナブルだ。 景気低迷による低価格競争などで、コストパフォーマンスのよい店舗も多数登場したが、これほど“お得感”を感じられる店舗は他に無いかもしれない。そんな価格に対する大きな価値には、やはり女性の方が敏感なのだろうか。平均しても7割が女性客、日によってはほぼ女性で埋めつくされる事も少なくないという。 1号店の好スタートにより、2号店・3号店も近く店舗展開しようと考えたり、新たな面白い取り組みなどを検討しているという。超価格破壊への挑戦が、今後どのようなストーリーとなって展開されるか、同社の動きはこれからも注目を浴びそうだ。

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