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グローバルダイニング出身の若手4人が手掛ける“訪れる人をワインと料理で繋ぐ陽気な隠れ家”「東京バルAjito(アジト)」が6月9日、六本木にオープン!

齋藤さんのデッサンをそのままデザインに用いたという「Ajito」のモチーフは、パステルカラーのワイングラスでいっぱい
エントランスから店内に入ると、すぐにキッチンで働くスタッフの姿が飛び込んでくる
エントランスを中心とし、右側エリアはフルオープンとなっている。開放感があり、これからの季節、特にお薦め

(取材=小野 茜)


六本木駅より徒歩3分、東京ミッドタウンから程近い場所に、グローバルダイニング出身の若手4人による「東京バル Ajito(アジト)」が、6月9日にオープンする。代表は高瀬 篤志さん31歳。2005年、グローバルダイニングに入社し、ラ・ボエム複数店での店長を経験した後、8店舗の統括マネージャーとして活躍したキャリアを持つ。その高瀬さんが、料理長の岩橋 亮さん(32歳)、副料理長の大島 健二さん(28歳)、フロアマネージャーの齋藤 慎之助さん(27歳)を誘い、幼少期より抱いていた“経営者”という夢を実現し、第1号店の出店に乗り出した。 全員が共通してラ・ボエムでの経験があることから、イタリアンをベースにしながらも、日本人に馴染みのある“居酒屋”のテイストを多く取り入れ、気軽に毎日足を運びたくなる新たな“東京バルスタイル”を目指したいと、店名にもそれを冠したという。どの時代でも求められるものを、期待値以上で提供することを大切にするという高瀬さん、「新しい店ですけど、昔からそこに存在するような、気張らずに日常使いできる店にしたいです。」と話してくれた。昼は近隣のオフィスワーカーと仕事で六本木を訪れるビジネスマンをターゲットとし、ランチには1人前350gというボリュームで2.2mmの極太パスタを“焼きスタイル”で提供し、テイクアウトも可能にした。一方夜は20~30代の比較的若い世代をメインターゲットとして、食事やアルコールなどのメニュー構成を行なったという。 アルコールはやはりワインが主体。ボトルで2800円が赤・白4種ずつあり、そこから1000円刻みに3800円、4800円は共に赤・白2種ずつ、加えてスパークリングを4種ラインナップした。ワインリストには「重・薫」「水・爽」「丸・滑」など、そのワインの個性を端的に表す2文字の漢字を表記し、選ぶ人への配慮としているのも面白い。ワイン以外ではビールや焼酎などオーソドックスなものから、自家製のサングリアとリモンチェッロ、ステムなし(=足のない)ワイングラスで提供するハイボール、あるいはボール状のアイスが入ったオリジナルカクテル「トロピカルFAKE STAR」など、演出にひと工夫添えたAjitoのアクセントが効いたアルコールも多い。 料理は料理長の岩橋さんが中心となり開発にあたった。バーニャカウダやラタトゥイユなど、伊・仏の人気メニューにはじまり、「青唐辛子のぷりぷりモツ煮込み」(580円)、「鉄板ホルモン焼“小鉄”」(680円)など居酒屋風のものや、「けんじくん家のカニクリームコロッケ」(680円)、「岩橋さん家のポテトサラダ」(380円)など、スタッフの家庭料理を再現した“おふくろの味”シリーズも気になるところだ。 店内は池袋の「ゴッチス」、「アガリコ」と同じくデザイナーの若林 数正さんが担当した。入口を挟んで左手エリアは一面ガラス張りの空中階、右手エリアはオープンエアでテラス気分が味わえる。一方中央にはキッチンを覗けるカウンター席を配置するという、ユニークな店舗構造を最大限に生かした空間だ。 「エッジが立った個性的な店というよりは、どちらかというと普通に映るかもしれません。でも、普遍的なものに、僕らなりの手をほんの少し加えていく。親しみを感じられるものの中に新鮮さをプラスすることが、長く愛されるための要素で、それが僕らの個性だと思っています。」と語る高瀬さん。エネルギッシュな若手4人による挑戦が、新たな“東京バル”として六本木を起点に展開していくかどうか、今後に注目していきたい。

店舗データ

店名 東京バル Ajito(アジト)
住所 東京都港区六本木4-5-2 六本木Uビル2F

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アクセス 地下鉄 六本木駅より徒歩3分
電話 03-6804-5987
営業時間 ランチ 11:30~14:00、ディナー 17:30~翌2:00
定休日 無休
坪数客数 20坪・45席
客単価 夜 2800円
運営会社 株式会社ライブクリエイト
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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