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“肉料理と赤ワイン”をガッツリ食す、ベイシックスの新業態店「MEAT 肉男 MAN(ミートマン)」が12月22日、六本木にオープン!

地下鉄六本木駅から徒歩30秒の好立地ながらも、どこか隠れ家的な雰囲気が漂う店作りを採用
ワインはお客がワインセラーから直に選ぶ売り方を採用。リーズナブルな品揃えが好評だ
店のスタッフの想いがお客にストレートに伝わる、温かみのある空間づくりを常に心がける。その結果、お客の笑みが絶えない店として評判を獲得
看板がないのが同社が手がける飲食店すべてに共通する特徴で、唯一、小さなガラス窓に店名のみをひっそりと記す

(取材=印束 義則)


18年前、32歳の時に9坪の小規模店を開業したのを皮切りに、1店、1店に作り手の魂を注ぎ込みながら数々の繁盛店を創出。「博多串焼専門店 ジョウモン」「博多串焼 ごりょうさん」「てやん亭゛」「イタリア食堂 赤玉パンチョ」といった店名を聞けば、一度はマークした経験のある方も多いのではないだろうか?そうした実力店づくりの雄、べイシックス(東京都港区)代表取締役の岩澤博氏が50歳の誕生日を約3ヵ月後に控えた2010年12月22日、東京・六本木に新業態店を開業。それが“肉づくし” 業態の店「MEAT 肉男 MAN(ミートマン)」だ。
同店はその名のとおり肉に特化したメニュー構成が特徴で、メニュー表に目を向けると、そこにはこれでもか!と突き詰めた肉の“博覧会”が展開される。肉をあらゆる調理法で仕上げた魅力の品々がずらりと並んでおり、例えばメニュー表の左半分を占める串焼きは、7種の“BEEF”、10種の“CHICKEN”、9種の“PORK”、9種の“MEAT ROLL”、そして口直しに野菜やキノコを用いた8種の“VEGETABLE”、そして5種の“ORIGINAL”を最後に加えてバリエーションを広げる。各メニューの内容については、“BEEF”は黒毛和牛A5ランクの「ザブトン」(400円)や、霜降り特上肩ロースの「牛バラ」(350円)などこだわりの串焼きを。“CHICKEN”は大山地鶏を用い、“PORK”も九州の黒豚やイベリコ豚を使用するなど贅沢な味わいを堪能させる。“MEAT ROLL”は豚バラ肉でトマトを巻いた「トマト」(200円)など各種揃え、“ORIGINAL”は「モッツァレラチーズ」「カマンベールチーズ」(各300円)、「スモークチーズ」(250円)などチーズの串焼きと、「丸腸ごぼう」「鴨ねぎ」(各250円)で構成する。これら串焼きはカウンターの前に備えたガラスケースにぎっしりと並べて、お客を圧倒。お客はメニュー表を見るだけでなく、目の前にある現物を見てあれこれと迷いながら店員との会話を楽しみつつ、お好みの串焼きを焼いてもらうのだ。
串焼きと並んで売り物なのが、特上牛ハラミの「ハラテキ」(980円)、極上ヒレの「ヘレテキ」(1480円)、たっぷりのネギソースで供する「レバテキ」(580円)の“MEAT MAN STEAK”。“SASHIMI”も和牛の霜降りの刺身や馬刺し、ユッケ、カルパッチョなど、その日に入荷した新鮮な肉刺しを提供する。その他、「牛すじ&豚なんこつ塩煮込み」(480円)、「和牛テールの黒胡椒焼き」(980円)、「炙り豚足」(400円)、「軍鶏の皮ポン酢」(400円)などの各種一品料理、さらには「馬トロにぎり」(350円)、鹿児島黒毛和牛A5ランクの肉を使用した「牛トロにぎり」「あぶりトロにぎり」(各350円)といった食事メニューまで、肉、肉、肉づくしのメニュー構成でお客を強く魅了する。
こうした肉料理とともに楽しんでもらうのが、リーズナブルな価格帯のものを充実させた赤ワイン。2500円、3500円、4500円、5000円のフォープライスで構成し、ワインリストなどは作らず、価格はボトルに直接書き込んでワインセラーに並べ、そこから直にお客に選んでもらうスタイルを採用する。ワインは全部で150本ほど完備しており、その内9割が赤ワインだ。“肉料理と赤ワイン”というある意味、これほど分かりやすい組み合わせの売り方もなく、こうしたストレートな食の提案が専門性の高さの中、同時に親しみやすさも生み出している。また、赤ワインとの相性を考えて「四種のチーズ皿noodle」(880円)、「クリームチーズの正油漬け」(400円)、「トマトの冷製茶碗蒸し」(350円)といった、肉以外のメニューも揃えて脇を固めている。
店舗は和の古材を用いてアンティーク調のモダンなデザインに仕上げ、ホッと落ち着く空間に仕上げている。客層は女性客を主体に想定しており、目標月商は800万円。
時は流れ、岩澤氏が独立開業した18年前と比べて外食業界のトレンドも随分と様変わりしてきている。だが、岩澤氏が目指すのはそうした一過性のトレンドや流行とは無縁の大地にしっかりと根ざした、働く人間の気持ちやメッセージがストレートにお客に伝わる店。おいしい料理と居心地のよい空間、そして人肌の温もりを感じさせる心なごむ接客。生き残りの厳しい外食業界を経営者として前線に立って30代、40代と果敢に駆け抜け、気づけば50代を目前に控えた現在、飲食業の酸いも甘いも噛み締めた岩澤氏にとって“魅力ある飲食店”とはいったいどのように映っているのだろうか? その答が「MEAT 肉男 MAN」だと結論づけるのは、はたして早急過ぎであろうか。ただ間違いなく、その答は満足感に満ち溢れたお客の笑顔の中にすでに表われていると言っても過言ではないだろう。

店舗データ

店名 MEAT 肉男 MAN(ミートマン)
住所 東京都港区六本木4-8-8

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アクセス 地下鉄 六本木駅より徒歩30秒
電話 03-3479-9818
営業時間 月曜~土曜17:30~翌5:00(L.O.翌4:30)
日・祝17:30~24:00(L.O.23:30)
定休日 無休
坪数客数 15坪・35席
客単価 4500円
運営会社 株式会社ベイシックス
関連リンク ベイシックス
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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