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千葉の隠れた繁盛店が東京に初進出!紋七の“がぶ飲みワイン”業態「ワイン食堂 ボラーチョ 人形町店」が11月11日オープン

大通りから一歩入った場所に立地。看板にも「がっつり食べて ガブガブ飲む」と謳い、気軽な日常利用を促す
壁一面にワイン箱の板を巡らし、その上の棚にはワインボトルをずらりと並べる。シンプルながらもお客に強い印象を与えるデザイン
ワインとの相性を考えてメニューを構成。特にガッツリ楽しんでもらえる肉料理に力を入れて名物化を図る
紋七代表取締役の林 幸彦氏。コンピュータ会社やファミレス勤務などを経て、千葉県茂原市に繁盛店を築き上げる。プロのボディボーダーでもある

千葉県茂原市は人口9万3481人(11月1日現在)の地方都市で、東京駅から特急に乗れば1時間ほどで街の中心部の茂原駅にたどり着くことができる。都心から離れすぎず、かと言って近くもない、ほどよい距離感を保った典型的な地方都市である。そうした地方都市において120坪・140席、客単価4200円のアッパー業態で月商1250万円を売り上げる繁盛店が「OSAKANA DINING もんしち」。同店は紋七(千葉県茂原市、代表取締役・林 幸彦氏)が経営する和食居酒屋で、地元では誰もが知る繁盛店ではあるが、さすがに特急で1時間も離れていると、その評判はなかなか都心にまでダイレクトに伝わって来なかった。そうした隠れた実力店が、今回いよいよ新たな業態で念願の東京初進出を果たす。それが11月11日開業の「ワイン食堂 ボラーチョ 人形町店」だ。
同社は「もんしち」に隣接する形で「洋もん酒場 HACHI」を、千葉市に「ワイン食堂 ボラーチョ 千葉店」を展開。今回の「ボラーチョ 人形町店」は、まず手始めに1年半前、千葉市の繁華街に「ボラーチョ 千葉店」を出店し、そこで手ごたえを感じたことから満を持して東京進出を図ったもの。人形町は最近バル業態の出店が相次ぐいま注目のスポットであり、そうした群雄割拠する立地に茂原の実力店が果敢に割って入ったのだ。
同店はガッツリ食べてがぶがぶ飲む、昨今人気の“がぶ飲みワイン”業態で、ワインと料理を手頃な価格で提供してお腹いっぱいになってもらう日常づかいの店を目指している。そのため客単価は4000円を想定。4000円という価格は、高級業態の店を利用する人にとっては日常的に使いやすく、大衆業態の店を利用する人にとってはちょっと手を伸ばせば手が届く価格帯とも言える。そのため、両方のお客を狙える価格帯にすることで、より幅広い層のお客を取り込むのである。客層は30~50代の男女を見込んでおり、ワインに興味のある人たちの入口として使ってもらえればと考えている。
そのためボトルワインは、白ワインが2500円(12種)と3000円(9種)、赤ワインは2500円(11種)と3500円(8種)と2つの価格帯の“ワンプライスワイン”で構成。これは「少しでも価格の高い方がおいしいワイン」と思い込みがちな消費者心理に捉われずに、自分の嗜好にあったワインを楽しんでもらいたいという考えで採用したもの。その上でもっと上の価格帯のワインを望むお客向けに、白ワインは4000円のものを、赤ワインは5000円(2種)と1万円のものも揃える。また、ハウスワイン(2000円)とスパークリング(3000円)も提供。ワインの産地はフランス、イタリア、スペイン、チリ、アルゼンチン他、新世界ワインまで幅広く取り入れて魅力を強化。一方、グラスワインは白、赤とも「ハウスワイン」(380円)、「本日のグラスワイン」(480円、680円)、「サングリア」(550円)と揃え、おすすめの黒板に掲げてアピールする。
料理はワインとの相性を考えて組み立て、グランドメニューは小皿料理16種、サラダ2種、ワインのお供4種、シェフズテイスティング1種、魚料理2種、肉料理6種、パスタ4種、デザート2種の計37種を揃える。盛り合わせメニューの「タパス盛り合わせ」(1200円)、「シェフのおすすめ4皿」(2500円)、「お肉祭り!(色々ハムとパテの盛り合わせ)」(1200円)以外は、350円~980円とすべて1000円以下の設定に。特に肉料理に力を入れており、「骨付き鶏もものコンフィ」(680円)、「三元豚のグリエ」(980円)、「仔羊のソテー」(780円)、「猪のワイン煮」(980円)、「フォアグラのソテー」(980円)などと充実。また、黒板のおすすめでも「スペアリブのとろとろ煮込み」(680円)、「千葉県 八千代黒牛 ミスジのステーキ」(1280円)といったメニューを供し、飽きのこない魅力を打ち出している。
「ボラーチョ」は同社代表取締役の林 幸彦氏が、バルブームが訪れる5~6年前から「気軽に毎日ワインが飲める店を作りたい」と構想を温めていたもの。「ボラーチョ 人形町店」は目標月商400万円を掲げ、今後は同店を核にバル業態を計3店舗、「もんしち」で培った強みを生かした和食業態を3店舗の計6店舗を出店し、ドミナント戦略で確実に基盤を築いていく意向だ。その後は、ゆっくりしたペースで出店し、スケールメリットを生かしながら各店の精度を高めていきたいという。言い換えるならば、同社の戦略は“昔ながらの個人店の多店舗化”とも表現できよう。東京近郊の地方都市で着実に実力を磨いてきた繁盛店がその堅実さを存分に生かしながら、東京の中心部にどんな魅力ある店を築き上げるのか?2011年に向けスタートダッシュを切った「ワイン食堂 ボラーチョ」から、ますます目が離せない!

(取材=印束 義則)

店舗データ

店名 ワイン食堂 ボラーチョ 人形町店
住所 東京都中央区日本橋人形町3-6-7
アクセス 地下鉄 人形町駅より徒歩1分
電話 03-6661-6763
営業時間 11:00~14:00、17:00~23:00
定休日 日曜
坪数客数 9.5坪・21席
客単価 昼900円、夜4000円
運営会社 株式会社紋七
関連リンク もんしち

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