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【フースタ関西 連動企画 vol.2】「浪花の妖怪」の後を継ぐ!元気ファクトリー新社長、石塚祐二氏インタビュー


「会社という船がどこに向かっているのか」スタッフに示す

―石塚さんが社長になって取り組んでいることは。

石塚氏:元気ファクトリーのいいところは残しながらも、時代に合わせて変えなければならない部分もある。そこをクリアできれば、うちの良いところがもっと発揮されると思っています。社長に就任してからボスからも「やりたいことをやれ」を言われていましたので、最初に人事制度や就労環境の整備に取り組みました。

―その意図は?

石塚氏:スタッフに「会社という船がどこに向かっているのか」を示したかった。高い目標を掲げるのはいいのですが、そこへたどり着くまでに何をどうするのか、道のりを示さないと人はついてこない。当社は2027年にグループ連結で年商50億円を目標にしています。そのための具体的なロードマップを明らかにすればスタッフにとっても現実味のある目標になりますし、個人のキャリアアップにもつながると思うんです。

―具体的には?

石塚氏:コンサルの力を借り、評価制度を見直しました。具体的に、何をしたら昇給するのか、逆に何が足りなければ降格なのかもわかるようにした。昇給審査は年4回にして、チャンスも増やす。スタッフが納得して働ける環境を目指しています。労働環境の整備も行い、給料も上げて残業を減らし、休日も増やしました。今後、年商に応じて福利厚生も充実させていく予定です。

元気ファクトリーのHPより。採用情報を充実させている

―時代ですね。

石塚氏:私の歌舞伎町時代は、朝の9時まで営業していました。昔は20代だから体力があったけど、もし年を取って家族が増えたら続けられるのかはわからない。今は独立志望の人も減り、そういう人も長く働ける環境にしていきたいんです。

―その効果はありましたか?

石塚氏:採用の応募数が各段に増えました。異業種からの転職など、以前はこなかったような人からも応募があったり。今は種をまいている段階ですので、ここからどう咲かせるかが大事ですね。外国人採用にも注力し始めました。残業をなくすなど今いるスタッフも働きやすくなり、人手不足は世間で言われるほど感じていません。

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