ハイスキーについて(博水社HP)
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「晩杯屋」と博水社は、創業時からの「ムサコ仲間」
田中氏:博水社は1928年(昭和3年)創業。品川区の小さなラムネ工場からスタートしまし、もうすぐ100周年です。1954年に現在の武蔵小山に工場を移転しています。戦後、コカ・コーラなどアメリカの飲料メーカーが日本に上陸した影響で町の小さなジュース屋は軒並み廃業に追い込まれていました。当社も例に漏れずピンチとなりましたが、そんな中、焼酎の割材となる「ハイサワー」を開発し、「わるならハイサワー♪」というサウンドロゴの割材メーカーとして今に至ります。私の祖父が創業し、私は3代目になります。
鈴木氏:「晩杯屋」の創業は2008年、武蔵小山の4坪の店から始まりました。博水社さんとは、同じ“ムサコ(武蔵小山)仲間”。地元のものを取り入れたいと考えた創業者の金子 源は、当時からハイサワー製品を提供していました。現在もハイサワーの「青りんご」や杏仁檸檬の「スンチー」、レモンビアテイストの「ハイッピー」など取り扱っています。ハイサワー以外にも当時ソースは武蔵小山のメーカーのものを使うなど、地元の縁を大事にしています。
田中氏:「晩杯屋」の創業店は古くからある横丁にできた小さな店でしたが、地元の人のみならず地方からわざわざ来る人で行列を作っていましたね。現在は再開発で立ち退きとなりましたが、伝説の店として知られています。今や東京を代表する立ち飲みチェーンになるとは、当時は思わなかったです。当時アルバイトだった鵜澤さんも、今では出世されました(笑)。
鈴木氏:当時の月商は4坪で450万円。次に出した大井町の店舗も20坪で1150万円を売る繁盛ぶりで、3店舗目の大山店で少しつまずきつつも、大井町にもう1店舗、さらに中目黒のタワーマンション1階に出店し、このころからだんだんと業界知名度も上がり、会社も拡大路線となりました。現在は45店舗を展開しています。
田中氏:最近では大阪進出も果たしましたね!
鈴木氏:はい、念願の大阪進出も果たし、現在は大阪に5店舗を出店しています。東京と大阪では酒場文化も違うので不安でしたが、徐々に大阪でも評判が広がっています。特に、東京で「晩杯屋」に親しんでいた出張族や転勤族の方々に喜ばれますね。規模のメリットを考えると関西圏で10店舗はほしい。その後は東海圏での展開も視野に入れています。これからも「晩杯屋」ファンに、明るいニュースを届けたいと思います!
猛暑の日にゴクゴク飲める!食事の邪魔をしない「ハイスキー」
鈴木氏:食中酒としてぴったりなお酒ですね!うちのような立ち飲み店は、バーと違ってフードと合わせるのが前提になるので「食事の邪魔をしない」ことは重要ですね。
田中氏:実は「ハイスキー」は2016年にも商品化していたんです。その時も「晩杯屋」で扱っていただきました。今回はさらに飲みやすく、甘さを控えてさっぱりした味にブラッシュアップし、新生「ハイスキー」として登場しています。
鈴木氏:前回との違いは?よりすっきりした味わいに感じます。
田中氏:はい。それはまさに意識した点です。昨今の猛暑を反映して、世の中ではよりさっぱりしたもの、酸味のあるものが好まれるようになってます。当社のみならず、清涼飲料水業界全体でそうした味づくりがトレンドになっています。ところで、「晩杯屋」のドリンクの売れ筋は何でしょうか?
鈴木氏:うちはいわゆるナカ、甲類焼酎が一番人気ですよ!それに付随してハイサワーやハイッピー、ホッピーが出ます。「晩杯屋」のお客様は割材を少しずつ使う方が多い。つまりアルコール濃いめのかたい(※)お酒を好まれる呑兵衛が多いということです(笑)。中には「ハイスキー」に「ナカ」を追加して独自にかたい「ハイスキー」を楽しまれるお客様もいます。
※かたい…チューハイなどのアルコール度数が高いこと
知られざる「晩杯屋」と「ハイサワー」の商品開発とは?
田中氏:「ハイスキー」と合わせるのに、おすすめの料理は?
鈴木氏:個人的なおすすめは揚げ物ですね。鶏のからあげやソースで味わうアジフライのような濃い味の揚げ物もいいですが、野菜の揚げ物も充実しています。素材を味わう揚げ物に、さっぱりとした「ハイスキー」がよく合います。
田中氏:先日、「晩杯屋」で食べた新玉ねぎの揚げ物がとっても美味しかったです!「晩杯屋」の商品開発はどのように行っているんですか?
鈴木氏:創業当時は創業者の金子が行っていました。金子は料理人ではないのですが、大家族の出身で家族のために料理をする機会が多かったそうで、ベースは家庭料理。一般向けのレシピ本200冊を読破し、なじみある家庭的なおつまみを中心に作っていました。なじみある料理という点は今も変わりませんが、現在、商品開発は商品部部長の對馬という者を中心に行っています。對馬は過去に冷凍食品メーカーで勤務していたこともあり、飲食店の料理人とはまた違った視点も持っているのがおもしろい。美味しさを担保しながら大量生産や簡素化が得意です。彼のアイディアにはいつも驚かされます。
田中氏:「晩杯屋」の“安くて美味しい”はそういった知恵が詰まっているのですね。
鈴木氏:博水社の商品開発はどのように?
田中氏:味はすべて私が決めています。いろいろと試作し、最後は3~4種類にまで絞るんですが、最終決断はいつも悩みますね。それで、いつも胸に刻んでいるのが、先代の「自分のベロを信じろ!」という言葉。当社には「ベロメーター」という言葉があって(笑)。最後は自分の舌を信じて、直観で決める!というのが博水社流ですね。
鈴木氏:確かに、社長が思い切って決断するからこそ、博水社のオリジナリティある商品ができるんじゃないでしょうか。例えば真っ青な見た目が印象的な「クール」は、無糖のレモン味ですが、もし大手メーカーだったら無難に色のイメージから甘くなってたと思うんです。そのイメージを裏切ってあえて無糖にするあたりが博水社らしさですね。
田中氏:「ハイスキー」の味もとっても悩みましたが、やはり「飲みやすい」が、多くの人に好まれるキーワードになっています。食事の邪魔をしない、さっぱりとした味わい。これから暑くなる中でゴクゴク飲めてハイボールのように何杯もおかわりしたくなる味に決めました。
田中氏:まだ販売は始まったばかりですが、「晩杯屋」以外にも、尾山台の大人気店「もつ焼き たいじ」や、同じく武蔵小山のニューオープン「やきとりトリ狂い」など、続々と「ハイスキー」の導入が決まっています。これらのお店も、もつ焼きや焼鳥などのつまみが自慢。それらを引き立てるすっきりビターな味わいでついつい杯が進んでしまうこと間違いなしです。作り方も、プレーンチューハイに約30㏄の「ハイスキー」原液を加えるだけ。ウイスキーなどと比べて原価も低く、お店の利益にも貢献できるはずです。
鈴木氏:はい、だからこそ「ハイスキー」も1杯330円という価格で提供できており、有難いですね。博水社は「晩杯屋」の創業時からなくてはならない存在。末永くお願いします!
田中氏:こちらこそ、これからも「ハイスキー」はじめ博水社をよろしくお願いします!