キリンビール、クラフトビール新戦略「Tap Marché」。小型ディスペンサー開発で、導入ハードルを下げる


キリンビール(東京都中野区、社長取締役社長 布施孝之氏)は、新しいクラフトビールの楽しみ方を提案する「Tap Marché(以下、タップマルシェ)」を地域限定で展開していくと発表した。
同社は、3L小型容器と専用ディスペンサーを開発。これまで飲食店にとって、サーバー設置などで場所やコスト面で高いハードルがあったが、気軽にクラフトビールを樽生で提供できるようにする。同社が開発した専用ディスペンサーからは、4種類のクラフトビールの提供が可能。2017年4月から、まずは東京、神奈川、埼玉、千葉の飲食店向けに展開を進める予定で、同年中には、1000店での取り扱いを目指すという。取り扱うブランドは「スプリングバレーブルワリー」「グランドキリン」「ヤッホーブルーイング」「ブルックリン・ブルワリー」の4つ。
同社は、2014年ブルーパブ「スプリングバレーブルワリー」を代官山にオープンさせたのを皮切りに、ヤッホーブルーイング社やブルックリンブルワリー社と相次いで資本業務提携を発表。ビール離れが進む国内市場で、クラフトビール市場の拡大を図ってきた。「タップマルシェ」の展開を進めることで飲食店などを通じて、クラフトビール文化をさらに定着させたい考えだ。(詳細はこちら

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