都立大学の人気店「hugo」跡で、縁あって開業
オーナーの岡崎夫婦はそれぞれユニークなキャリアを歩んできた。夫の健一氏は、大学卒業後はホテルの調理場を経験し、その後はファッション関連の企業に勤めていた。もともと料理を作ることが好きで、現場を離れたあとも常に料理への情熱を燃やし、家には様々な調味料やスパイス、調理器具を揃え、独学で学びながら追求を続けていた。
一方、妻のなぎさ氏はデザイン系の専門学校を卒業後、キャリアのスタートは婚礼会場のカメラマンだった。オープンキッチンの会場で働く中で、シェフやパティシエがつくった料理やケーキを自らお客に届け、人々を喜ばせる姿に感銘を受けて飲食へ転職を決意する。
フレンチレストランのキッチンで働き始めたものの、自身は料理を「作る」ことよりも、作り手の想いを「伝える」サービス側に向いていると気づく。その後に働いた京都のビストロでナチュラルワインにのめり込んでいった。
その後、健一氏との結婚を機に上京。東京で運命の店と出会うことになる。それが、この店の前身であるレストラン「hugo(ユーゴ)」だった。店で食事した際、その場で「ここで働きたいです」とシェフに直談判。約2年半、同店で経験を積んだ。その後、渚氏が京都時代に通っていたワイン酒場「ekaki」のスタッフ、山田有香氏が幡ヶ谷でオープンした「山田」でも約2年半働いた。ここでは渚氏が店の顔を任され、ワンオペ営業も経験。この経験で店舗運営の勘どころをつかんでいった。
夫婦の間では、かねてより「いつか健一さんの地元である奈良に帰り、2人で店ができたらいいね」という遠い未来の夢が語られていた。一方で渚氏は「山田」でのワンオペ営業で店舗運営のやりがいと手ごたえを感じ、まずは東京で渚氏が一人で切り盛りできる小さな店をやろうと物件を探していた。梅ヶ丘や豪徳寺、仙川などで探すも、なかなかピンとくる場所は見つからない。そんな中、縁あって古巣の「hugo」の物件を引き継ぐチャンスに恵まれた。一人でやるには広すぎるが、この運命的な縁を逃したくない。夫婦は、奈良での開業という未来の計画を前倒し、東京で2人で店を始めることを決意した。

都立大学駅から徒歩3分。高架沿いのビル2階、黄色い看板が目印だ
店舗データ
| 店名 | しょくたく |
|---|---|
| 住所 | 東京都目黒区中根2-13-20 内田ビル2階 |
| アクセス | 都立大学駅から徒歩3分 |
| 電話 | 080-2794-8352 |
| 営業時間 | 17:00〜22:00 |
| 定休日 | 不定休 |
| 坪数客数 | 約12坪 15席 |
| 客単価 | 8,000〜10,000円 |
| オープン日 | 2025年7月30日 |
| 関連リンク | しょくたく(Instagram) |

















