カクテルの「自由度の高さ」を生かし、日本酒の魅力発信
店があるのは再開発により新設された小道沿いで、人通りは少ない。集客に関してはまだまだこれからだという。現在は、バー好きや、日本に住む外国人やインバウンドが中心だ。「バー文化に明るい人に加えて、渋谷で飲んでいる若い人たちにも来てほしい」と稲川氏。週末にはDJによるプレイや様々な店舗とのコラボイベントを行い、認知を高めていきたい考えだ。
同店をフラッグシップとし、今後も「SummerFall」事業の展開を行っていく。「今回はもともと小売していた缶をバーで提供するかたちになりましたが、逆にここで人気のカクテルを缶にして販売するのも面白いかもしれません」と稲川氏。飲食店へカクテルベース樽の卸売りも可能性を見出しており、クラフトビール店など、タップがあれば同店で製造したカクテルベースをつないでタップカクテルを提供することができるという。「カクテルの魅力は自由度の高さ。どんな素材を組み合わせてもいい。この自由さを生かして日本酒の魅力を世界に発信していきたい」と稲川氏は意気込む。

写真右からWAKAZE代表の稲川琢磨氏、「The Bellwood」の鈴木 敦氏、「SummerFall Tap Cocktails」製造責任者の黒瀬創一郎氏
(取材=大関まなみ)
店舗データ
| 店名 | SummerFall Tap Cocktails(サマーフォールタップカクテルズ) |
|---|---|
| 住所 | 東京都渋谷区宇田川町42-4 |
| アクセス | 渋谷駅から徒歩9分、神泉駅から徒歩12分 |
| 営業時間 | 17:00~0:00(金のみ~翌1:00) |
| 定休日 | 月 |
| 坪数客数 | 17坪20~30人 |
| 客単価 | 2000~3000円 |
| 運営会社 | 株式会社WAKAZE |
| オープン日 | 2025年10月30日 |
| 関連リンク | SummerFall Tap Cocktails(Instagram) |
| 関連リンク | WAKAZE(HP) |

















