渋谷に「SummerFall Tap Cocktails（サマーフォールタップカクテルズ）」が開業。クラフトサケ先駆けのWAKAZE、次は酒の新潮流「タップカクテル」専門店を仕掛ける

世界的バー「The Bellwood」鈴木氏監修、和の要素を交えたカクテル

店内に入るとまず目に飛び込むのが、ずらりと並ぶステンレス製タップ。奥にあるカクテルベースの製造室はガラス張りで、ここで製造して樽詰めしたカクテルベースをタップ裏の小部屋からつないでカクテルが提供される。

カクテルのレシピは奥渋谷で人気の「The Bellwood（ベルウッド）」バーテンダー鈴木 敦氏が監修。今年、世界的バーの権威「World’s 50 Best Bars」にも選ばれた名店だ。稲川氏が開業にあたり鈴木氏に店の構想をプレゼンし、鈴木氏は稲川氏の理念に共感、協力を得ることができたという。

カクテルは20品。看板となるのは「SummerFall」ブランドの日本酒を使用した「SUMMERFALL SPARKRING SAKE」（900円）や「YUZU SPARKRING SAKE」（900円）など。それ以外にも、他のリキュールを使用した多彩なカクテルが並ぶ。「SHIBUYA LEMON SOUR」（900円）といった飲みやすいものから、「HOUJI NEGRONI」（1800円）などアルコール度数の強いショートカクテル、はたまたノンアルの「CORN TEA ＆ CHILL」（900円）まで。柚子、ワサビ、山椒、お茶など日本由来のフレーバーを積極的に取り入れているのも特徴だ。フードは「出汁オリーブ」（600円）、「唐揚げ（ワサビマヨ付）」（900円）など４品を揃える。

タップをひねって注ぐだけ。バーテンダー品質の1杯をブレることなく素早く提供できるのも「タップカクテル」の利点だ

カクテルは品によって炭酸ガスもしくは窒素のタップで注ぐ。メニュー表には使用している素材やアルコール度数を明記し、詳しくない人も選びやすい

店舗データ