登戸を「地元」にしたい――「Park＆Table のぼりと」がオープン！エー・ピーカンパニーから独立、地域食材を味わえる、全世代楽しめる「ファミレス居酒屋」

再開発が進む登戸で、街を盛り上げる存在に

ランチの客単価は1500円前後で、近隣のママ層が中心。家族単位での貸し切り利用も時折見られるという。ディナーの平均客単価は約4000円。平日は会社員、週末には家族連れの利用が多く、幅広いシーンで支持される。

オープンから約4か月が経ち、「使い勝手が良い」「子連れでも安心して利用できる」などといった声が寄せられる一方で、戸口氏は「客数はまだ少ない」と現状を冷静に見つめる。「できることはすべてやるつもりです。独立してからは大変なことも多いですが、それも含めて楽しいんです」と語る。

店舗がある登戸エリアは現在、再開発の真っ只中。戸口氏自身も「ようやくこの街の通りの流れが見えてきた」と話すように、地域の変化を肌で感じている。「新しい道ができて、近隣住民でさえもまだ知らない場所も多い。来年には有名チェーンの飲食店が入る横丁もできる予定です。そうした中で、登戸の新しい拠点のひとつとして、街を盛り上げる存在になれたら」と展望を語る。

将来的には2店舗目の展開も視野に入れる。「まずはこの登戸の店舗をしっかりと地域のハブとして根付かせることが第一。ここを起点に、登戸で新たな取り組みを発信していきたいです。また、自分のルーツである大阪や福岡、前職でかかわった福井といった地域でも何かしらの形で恩返しができればという思いもあります」と構想は広がっている。

マストビー代表の戸口太陽氏（左）と前職時代から共に働いてきた料理長の小舘優氏。店名の「Park＆Table」には、公園（Park）のように誰もが集い、くつろげる飲食店でありたいという思いが込められている

（取材＝吉田真琴）

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