泥くさくても真っ直ぐに。職人仕事と誠実さで積み重ねる成長のかたち
客単価は5000円から5500円。オープン当初は、荒木町を食べ歩いている食通たちでにぎわっていたが、今では近隣のオフィスワーカーや家族連れが増えたという。SNSや口コミで認知も広まり、満席になる日も増えている。
今後は2年で3店舗の展開を視野に入れているという。「料理人の技術を生かし、手間暇かけた料理をリーズナブルに食べられるというのが強みだと思います。店舗を広げるにしても、このクオリティを維持しないとただのチェーン店になってしまう。そのためには料理人の技や知識は絶対必要です。料理人の雇用や育成がこれからの課題ですね」と金子氏は語る。
店名の「BOO」はフランス語の泥(boue(ブー))を掛け合わせている。大地から生まれる本物の味を大切にしながら、愚直に努力を積み重ねていく、そんな思いが込められている。「俺の」DNAを受け継いだ同店の行方から目が離せない。

左:マネージャー金子忍氏、中央:料理長遠藤雄二氏、右:シェフ滝沢勇介氏。滝沢氏も「俺の」で金子氏や遠藤氏と共に働いた仲。チームワークの良さで新しい形のビストロを目指す
(取材=小田中 雅子)
店舗データ
| 店名 | Bistro BOO(ビストロ・ブー) | 
|---|---|
| 住所 | 東京都新宿区荒木町3-11フォレストビル1F | 
| アクセス | 丸の内線「四谷三丁目」駅より徒歩3分 | 
| 電話 | 03-6457-4810 | 
| 営業時間 | 【火~金】17:00~23:00(LO22:00)、【土日祝】15:00~23:00(LO 22:00) | 
| 定休日 | 月曜 | 
| 坪数客数 | 21坪42席 | 
| 客単価 | 5000~5500円 | 
| オープン日 | 2025年9月17日 | 
| 関連リンク | Bistro BOO(Instagram) | 



















