五反田に「otto o otto（オットオオット）」が開業！タバッキ出身の二人が手がける、本格料理とワインで生産者の想いを届けるアットホームなイタリアン

名店の仲間入りを目指し、食のつながりを増やしていく

客単価は6000～7000円。前職からの常連客や知人を中心に、近隣の会社員や住民の利用も徐々に増加している。駅から離れたオフィス街という立地上、土日の集客が課題だというが、斎藤氏は「この界隈には名店と言われる飲食店が点在している。自分たちの店もそこに仲間入りできるよう、コツコツ頑張りたい」と話す。

現在も生産現場に足を運び、生産者との関係構築や食材探しに力を注ぐ二人。今後は使用する食材の幅を広げ、メニューのラインナップをさらに充実させていく考えだ。「扱える食材が増えれば、複数店舗での分配が可能となり、生産者からの大量仕入れにも対応しやすくなる。G.G.8としてさらに店舗展開していけたら」と齊藤氏は展望を語る。地域に根ざしながら、食材と人をつなぐ店づくりを着実に形にしていく。その歩みから、今後も目が離せない。

写真左からシェフの加藤修司氏、店長の齊藤隆太氏、スタッフの橋本佳祐氏。店名「otto」はイタリア語で“8”を意味し、日本語の「808（八百屋）」とも掛け合わせて名付けられた

（取材＝吉田真琴）

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