生産者の想いが込められた新鮮な食材をイタリアの郷土性×独自性で!
フードのテーマは「産地からテーブルへ」。野菜の卸売業に20年以上携わってきた強みを活かし、生産者の想いが込められた新鮮な食材を季節に応じて提供する。齊藤氏と加藤氏は、オープン前に農家や漁師、食肉加工業者のもとを訪ね、理念に呼応する食材を厳選。生産者との交流を通じて背景を深く理解したうえで料理に落とし込んでいるという。
料理の仕立ては、「ひと癖ある独自性を重視している」と加藤氏。「リストランテ・アッティモ」でイタリア各地の郷土料理を学び、その後、クリエイティブな料理が多いタバッキでの経験を経て、郷土性と独自性を融合させた一皿を目指している。加熱した牛肉を薄く叩いて伸ばし、カルパッチョのように仕上げた「牛タタキの叩き 黒ニンニクのマヨネーズ」(1600円)は、仕立てだけではなく、ネーミングにも独自の感性とひねりが効いた品だ。
ほか、冷菜には「高知県産ハランボのコンフィとパプリカのソース」(900円)、「大船渡産炙り〆サバ 大葉のサルサと生姜」(1500円)、温菜には「大船渡産アナゴの赤ワイン煮とオムレツ」(1800円)、「カネーデルリとザワークラフト」(900円)、メインには「土佐あかうしの炭火焼 北あかり」(4200円)、「骨付き美麗豚ローストのコトレッタ ルーコラとパルミジャーノ」(3500円)、パスタには「カサレッチェ 大槌産MOMIJI鹿スネ肉のラグー」(2000円)、「スパゲッティ 鮎バターとスダチ」(1500円)が並ぶ。デザートは齊藤氏が考案し、「栗のミッレフォーリエ」(1200円)、「カプリ風チョコラータ」(700円)などが揃う。
ドリンクの主力はナチュラルワイン。グラス900円~で、常時10種以上提供する。ボトルは1本5000円~、約300本をワインセラーにストックするなどラインナップは圧巻だ。齊藤氏がこれまでの経験を活かし、お客の嗜好に合わせて最適な一本をセレクトしてくれるのも魅力のひとつ。そのほか、生ビール「サッポロ黒ラベル」(700円)や「otto o ottoのレモンサワー」(700円)、「ハイボール デュワーズ」(700円)、ソフトドリンク類(600円~)と幅広く揃えている。
また、9月からはランチ営業を開始。オープン後、平日にオフィスワーカーの利用が多いことに気づき、ワーカー向けの内容を考案。規格外野菜を活用したサラダビュッフェとパスタのセットを提供する。

「高知県産ハランボのコンフィとパプリカのソース」。ハランボは鰹の腹部にあたる部位で、マグロでいう「大トロ」に相当する脂がのった希少部位。スパイシーで酸味のあるパプリカソースを添えて提供する

「大船渡産ウニ リゾット」(3500円)は、ウニの風味を最大限に活かした一皿。ほかの食材に頼らず、ほぼウニのみで仕立てており、ウニそのものの濃度で自然なとろみが生まれる。 仕上げにわずかにバターを加えることで、素材の魅力を引き立てている
店舗データ
店名 | otto o otto(オットオオット) |
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住所 | 東京都品川区西五反田7-13-1 tocconnect 1F・2F |
アクセス | JR五反田駅から徒歩9分、東急目黒線不動前駅から徒歩8分、東急池上線大崎広小路駅から徒歩6分 |
電話 | 070-1453-3445 |
営業時間 | 【平日】ランチ11:30〜14:30、ディナー17:00〜23:00【土日祝】14:00〜21:00 |
定休日 | 木曜 |
坪数客数 | 約27坪33席 |
客単価 | 6000~7000円 |
運営会社 | 株式会社G.G.8 |
オープン日 | 2025年8月8日 |
関連リンク | otto o otto(Instagram) |