東京進出の扉を開いた、三代目がつないだ“縁”
「東京進出は、1号店を出してから5,6年後の2004年ごろ、2号店を出したあたりから考えていました」と髙木氏は語る。取引先のビール会社に相談し、東京の繁盛店などの視察を繰り返し、開業を検討した。しかし、東京は家賃やさまざまな費用が破格に高く、なかなか機会に恵まれなかったという。
今回、月島店のオープンにつながったのは、ビール会社に就職した髙木氏の息子・三代目の上総介(かずさのすけ)氏の尽力によるもの。営業担当となった中央区でさまざまな人脈ができる中、現在の店舗の大家である老舗もんじゃ店「もん吉」のオーナーと縁ができ、居ぬきで店舗を借りられることになった。
「新宿や新橋に出したいという夢はありました。月島のような下町は考えていなかったのですが、(もん吉の)社長さんと親しくなって、街のこともいろいろ教えてもらいました。ビルが立ち並ぶ都会とはまた違ったイメージがあって、いい街だなと思うようになったんです。路地裏の立地ですが、集客も問題なくできていて、松本や長野の駅前と変わらない集客力を感じます」(髙木氏)。
店のコンセプトは長野で展開している店舗と変わらず、食事利用もできる酒場。ラーメンやチャーハン、定食などの食事メニューが充実し、ドリンクの種類も豊富でちょい飲みも楽しめるつまみもそろう。家族での食事から一人飲み、宴会まで使い勝手のよい酒場となっている。

建物の構造上、内部に仕切りがあり、片方がテーブル席、もう片方がコの字型のカウンターになっている。改装の際も壁紙をそのままにするなど、昔懐かしい雰囲気を大切にしている
店舗データ
店名 | 月島ゴールデン酒場 |
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住所 | 東京都中央区月島3-8-10 |
アクセス | 月島駅から徒歩5分 |
電話 | 03-3531-2366 |
営業時間 | 月曜~金曜16:00~25:00(料理LO24:30、ドリンクLO24:30) 土・日・祝日:11:30~25:00(料理LO24:30、ドリンクLO24:30) |
定休日 | なし |
坪数客数 | 27坪55席 |
客単価 | 3000円 |
運営会社 | ニューコンセプトリゾート有限会社 |
オープン日 | 2025年7月3日 |
関連リンク | 月島ゴールデン酒場(Instagram) |