鶴見で培った経験をもとに横浜・中区エリアへ出店
「魚屋酒場フィッシャー」の好調を受け、近隣に新店舗の展開を検討。同店のウェイティングスペースの役割を果たす、異なる業態の店を作る構想が持ち上がった。そして2021年5月、「魚屋酒場フィッシャー」から徒歩3分の路地裏に、ポップなネオ大衆酒場「路地裏のサニー」をオープン。同店では、強みである魚を活かしたメニューに加え、7種のタレから選べる水餃子など、魚介以外のメニューも提供する。魚介の専門技術が不要な形態を目指したという。
当初は待合目的で作られたものの、次第に「路地裏のサニー」を目当てに訪れるお客が増加。その結果、9坪の店舗で月商380万円を達成する人気店へと成長した。
既存2店舗が軌道に乗ると、田中氏は次なる展開として横浜・中区エリアへの出店を目指す。そうして見つけたのが、関内駅から徒歩6分の「吉田町 ノラねこ通り」にある物件だ。野毛エリアへの出店も検討したが、「一等立地よりも路地裏で繁盛店を作れるのが自分たちの強み」との考えから、あえてこの立地を選んだ。また、「ノラねこ通り」という名前が田中氏のイメージする店のポップさに合うと感じたことも、この場所を選んだ理由の一つ。こうして7月10日、「路地裏のサニー Noraneko St.」がオープンした。通りの名前を掲げたネーミングは、ブランドと地域の融合を意識したものだという。

11坪26席の店内は、元レコードショップの面影は残しつつ、黄色を基調としたポップな内装へとリニューアル。田中氏の「街に根付いていたお店の雰囲気を引き継ぎ、地元のお客様に懐かしさを届けたい」という思いが込められている。イラストレーター・Bonyuki氏によるオリジナルアート作品が店内を彩る
店舗データ
店名 | 路地裏のサニー Noraneko St.(ノラネコストリート) |
---|---|
住所 | 神奈川県横浜市中区吉田町3-14 新井ビル |
アクセス | JR関内駅から徒歩6分 |
電話 | 080-6110-3232 |
営業時間 | 17:00~23:30 、金・土・祝前日 17:00~26:00 |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 11坪26席 |
客単価 | 4000~5000円 |
運営会社 | 株式会社イグネ |
オープン日 | 2025年7月10日 |
関連リンク | 路地裏のサニー Noraneko St(Instagram) |