学芸大学に「たるたる」が開業。長崎出身27歳料理人が“居酒屋の楽しさ”を知った下馬「しとらす」をリスペクトし独立。洋も和も「ごちゃまぜ」で好きなもの楽しんで

料理に対し妥協しない姿勢を貫く

取材時は控え目な印象だった中村氏だが、料理に対しては決して妥協しない姿勢が垣間見えた。「今はオープン景気が終わり、客足は落ち着いてきたところ。ただ、お客様が少ない日でも決して手を抜かず、料理に向き合っていきたい」と意気込む。

中村氏が料理に集中できているのは幼馴染の存在も大きい。現在も俳優業の傍ら同店をアルバイトとして支えるが「もはや店のメインサポーター」（中村氏）だという。「SNSの更新やレジの設定など僕が苦手なことをやってくれている。店をよくするための意見交換も頻繁にしていて、いいコンビです」と笑顔を見せる。

店主の中村真人氏。「いつか地元長崎でも店をやれたらいいなと思います」と話す

（取材＝大関まなみ）

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