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学芸大学に「たるたる」が開業。長崎出身27歳料理人が“居酒屋の楽しさ”を知った下馬「しとらす」をリスペクトし独立。洋も和も「ごちゃまぜ」で好きなもの楽しんで

7月5日、学芸大学に「たるたる」がオープンした。オーナーの中村真人氏は地元長崎で料理人としての経験を積んだのちに上京、下馬の居酒屋「しとらす」で働いたのをきっかけに居酒屋の魅力を知り、今回、独立を果たした。駅からやや離れた閑静な場所で、イタリアンやフレンチの品から和食ベースのおばんざいまで、ごちゃまぜ感が楽しいメニュー構成。居酒屋らしい自由な空気感に、中村氏の料理に向き合う真摯な姿勢。地域密着の繁盛店となる予感のニューフェイスだ。


地元長崎で料理の腕を磨き、幼馴染の誘いで東京へ

学芸大学駅から徒歩5分少々、駅前の喧騒が落ち着いた閑静なエリアに佇む「たるたる」。店主は長崎出身、現在27歳の中村真人氏だ。同い年の幼馴染とともに切り盛りする。2人は同じ長崎出身で幼少期からの仲。中村氏は「僕は人見知りなので知っている人と働くのが心強いなと思って…」と笑う。

中村氏は高校卒業後、料理人を志し長崎市内のホテルに就職。主に宴会場の調理場で働き、その後も地元のレストランなどで経験を積んでいた。2022年に長崎から上京するが、そのきっかけになったのが現在店を一緒に切り盛りする幼馴染だ。東京で俳優やモデルの仕事をする傍ら居酒屋でアルバイトをしており、その店で料理のできるスタッフを探していた際、中村氏に声をかけたという。それが下馬の「しとらす」。駅からは離れた場所にありながらも地元の人で賑わう、知る人ぞ知る店だ。

「飽き性で、ホテルやレストランなどいろいろなところで働いてきましたが居酒屋も経験したいと思っていた」とその誘いに乗り、上京し同店へ。そこで居酒屋の楽しさを知ったという。「僕はホテルの調理場から仕事をスタートだったので居酒屋は新鮮でした。これまで調理場にこもりきりになる職場も多かったですが、『しとらす』ではお客さんと近い距離で料理をつくり、そのまま自分で出す。この経験が強く印象に残りました。『しとらす』は長崎にはない感じの店だけど、都会の気取ったところはなく、なんだか落ち着いた雰囲気もいいなと思いました」。

3年ほど同店で働いたころ、縁とタイミングが重なりこの学芸大学の物件で店をやることになった。「しとらす」で知った“居酒屋の楽しさ”を自分でもつくりたいと自身も居酒屋を開業。その際、幼馴染も参画した。

学芸大学駅からやや歩いた閑静な場所に灯る提灯が目印。「しとらす」を彷彿とさせるロケーションだ

店内はオープンキッチンを囲むL字カウンター。前テナントの小料理屋からほとんど造作は加えずにオープン。昔からあったような居心地の良さがある

店舗データ

店名 たるたる
住所 東京都目黒区中央町2-35-15

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アクセス 学芸大学駅から徒歩5分
電話 03-4334-2010
営業時間 18:00~27:00、日月のみ18:00~24:00
定休日 水曜(祝日の場合は営業)
坪数客数 15坪弱12席
客単価 5000円
運営会社 2025年7月5日
オープン日 たるたる(Instagram)
関連リンク https://www.instagram.com/tarutaru_gakudai/
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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