名古屋の飲食カルチャーを牽引する十七商店が東京進出！「CARAVAN（キャラバン）」が虎ノ門ヒルズに開業。1枚から注文可能なピザと50種のクラフトジン

月商1000万円が指標。来年には東京2店舗目を視野に

初月の6月は「想定よりも来店がある」（伊奈氏）と、月商1000万円の見込み。オープン景気は織り込んでいるが７月からは昼営業もスタートするため、以降も1000万円を指標とする意向だ。名古屋から来るお客も3割を占めるといい、地元での根強い人気を感じさせる。

伊奈氏は今後も東京での展開に意欲的だ。「実際に渋谷や中目黒なんかで物件を見ています。来年には東京2店舗目をオープンしたい。32人いる社員のうち8人で東京に引っ越してきたので」と意欲を見せる。目指すのは飲食業界の価値を上げること。「スタッフの多くは元お客様。スタッフが楽しそうに働いているのを見て入社する、という流れができあがっています。僕は創業以前から飲食は他業界と比べて待遇がよくないのを何とかしたいと思っていた。これまでもどんどん改善をしてきましたが、最近ではうちが求人で提示する給料を上げると、名古屋の他の飲食店も追随して同等の給料の額を提示するようになってきた。少しずつ業界に影響を与えている手ごたえがある。東京に出たことで、もっと広い範囲に影響を及ぼせる会社にしていきたい」と伊奈氏は話す。

写真後列左端が代表の伊奈修平氏。接客力の高いスタッフを揃えて虎ノ門でお客を迎える

（取材＝大関　まなみ）

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