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用賀に「大どころ」がオープン。楽コーポレーションの系譜をひくオーナーの独立店、「旬を味わえる」上質な和食と燗酒にも対応する日本酒をウリに“用賀の台所”を目指す


銘々盛りで提供される「旬を味わえる」上質な居酒屋メニュー。カウンターで燗つけされる日本酒もウリ!

料理のテーマは「旬を味わえるお店」。「福味み」で学んだ居酒屋以上割烹未満の和食を継承しながら、修業先での経験や居酒屋通いで培った独自のセンスを加えた品々が揃う。名物の「春キャベツの手ごねつくね」(1個400円)は、蒸してから炭火で焼き上げ、自家製の青唐辛子味噌を添えていただく一品。板橋の焼鳥居酒屋時代の経験を活かして開発された。

9割のお客が注文するという人気メニューは、豊洲市場から仕入れる鮮魚を使った「お刺身盛り合わせ」(1人前1100円)。用賀で新鮮な刺身を楽しめると顧客の心を掴むきっかけとなっている。最初に盛り合わせを注文し、その中で気に入った1種を単品でおかわりするお客も多いという。

ほか、「鮮魚とガリの海苔巻き」(1000円)、「アスパラと毛蟹の土佐酢ジュレ」(1000円)などの冷菜、「ホタルイカ醤油焼き串」(800円)、「三元豚の岩塩焼き」(1400円)などの炭火焼き、「手羽先の唐揚げ」(小4個800円)、「海老真丈の春巻き」(1本550円)などの揚げ物、旬の食材を使った「土鍋ごはん」(時価)まで。居酒屋らしい親しみやすいメニューながら、素材の良さを最大限に活かし、四季折々の食材を堪能できる多彩なラインナップとなっている。

料理は、一人一皿の銘々盛りで提供する点もこだわりだ。「かつて訪問した、福岡・薬院大通の居酒屋『めしや コヤマパーキング』で取り入れられていた銘々盛りに感銘を受けたんです。飲み会の場で部下が上司に取り分ける光景をよく見かけますが、その負担を軽減できるな、と。東京では銘々盛りを採用している店がまだ少ないので、自分の店を持つならぜひ取り入れようと決めていました」。

ドリンクの目玉は、きき酒師の資格を持つ宮田氏が季節ごとに厳選する日本酒(各1000円)。溝の口「坂戸屋」、赤羽「三益酒店」といった名酒店から仕入れた銘柄が並ぶ。冷酒は「丹澤山」「生酛のどぶ」など常時8種ほど揃え、加えて燗酒にも対応する2~3種を置いているのがポイントだ。「お酒に並々ならぬ愛情を持った酒店から仕入れる以上、その銘柄を最もおいしく味わえる温度で提供したい。燗酒によって“こんなに味わいが変わるのか”と知っていただく機会を作れたらうれしいです」と宮田氏。現在は宮田氏が燗つけを担当しているが、今後はアルバイトを含む全スタッフが対応できるよう、酒店による講習も予定しているとのこと。そのほか、生ビール「サントリー香るエール」(中生660円)から、多様なサワー類(600円~)、ハイボール(600円~)、果実酒(各720円)、常時8~9種揃える焼酎(660円)、ワイン(グラス660円~、ボトル6600円~)、ソフトドリンク(各550円)まで幅広くラインナップされている。

名物の「春キャベツの手ごねつくね」。余った自家製味噌は、お酒のアテとしてもぴったり。使用する野菜は季節ごとに変える予定

土鍋ごはんの「和牛しぐれ煮と山わさび」(3000円)

店舗データ

店名 大どころ(だいどころ)
住所 東京都世田谷区用賀4-9-20 プチフレール 1-A

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アクセス 東急田園都市線 用賀駅から徒歩2分
電話 03-6432-7290
営業時間 17:30~23:30
定休日 不定休
坪数客数 16.3坪26席
客単価 6000~7000円
オープン日 2025年3月30日
関連リンク 大どころ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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