阿佐ヶ谷駅徒歩15分の住宅街に「サカバ ハレルヤ」がオープン。ワンサード出身オーナーの独立店、醬油のいらない創作刺身と鉄板焼きを打ち出した居酒屋で、日常使いできる地域密着店を目指す

修業先での成功体験を生かした新たな挑戦

駅から遠いチャレンジングな立地にもかかわらず出店を決めた理由には、自身の成功体験があった。「ワンサードで運営していた『晴れのち晴れ』はベットタウンに立地しながらも、地域密着の店舗運営で、40席程度で月商700万円を達成したこともあります。その経験から、駅から離れている立地に対してマイナスイメージはほぼありませんでした。また、駅近の激戦区で切磋琢磨するよりも、飲食店が少ないエリアで近隣住民に喜ばれる店づくりの方が自分には向いていると感じたんです」。

スケルトン物件であったため、内装は大幅に改装。十分な厨房スペースを確保しつつ、可能な限り多くの客席を配置した。店名が示す「顔が“晴れる”、気分が“晴れる”酒場」というエネルギッシュなコンセプトを象徴したような黄金色の座席が印象的で、オープンキッチンによって店全体に活気がもたらされる空間に仕上げたという。

鉄板を囲むように配されたコの字型カウンターを中心にテーブル席を配置。子ども連れのファミリー層も多いため、テーブルは全席に安定性と快適性を重視したベンチシートを採用。混雑時には詰めて座ることで柔軟に対応できる設計になっている。カウンター頭上の異なる種類のモザイクランプが、カフェのような小洒落た雰囲気を与える

店舗データ