人形町に「ラムラムラム」がオープン。創業70年「元祖紙やきホルモサ」が大胆リニューアル！ベジナッツスープで煮込む唯一無二のラム料理を新しいスタイルで提案

元海軍コックが開発、羊肉を美味しく食べるベジナッツスープの「紙やき」

前身となる「元祖紙やきホルモサ」は昭和30年、元海軍コックの櫻井道夫氏が東京・日本橋で創業。櫻井氏は海軍コックとしてアジア各国をまわる中で出合った羊肉やスパイスなどの食材を、戦後の東京で提供したいと考えた料理が、同店名物の「紙やき」だ。

当時の羊肉は臭みが強くクセがあった。そんな羊肉の美味しさを引き出すために開発したのが、たっぷりの野菜や果物、粉末ナッツを加えた「ベジナッツスープ」。鉄製の笊に特殊な紙を置き、そこで羊肉と野菜、ベジナッツスープを煮込む独自の料理を「紙やき」とした。ベジナッツスープと羊肉があいまって複雑で奥深い味わいを織りなし、かつ栄養豊富で罪悪感のない味わいとして今に至るまで多くの人に愛されてきた。

2002年から現在までは、その味に惚れこみ店を受け継いだ三代目店主・坂田誠一郎氏が運営。ところが再開発のため物件都合でやむを得ず今年１月半ばで閉店となった。移転先を探すと同時に、より多くの人に「紙やき」の美味しさを知ってほしいと考えた坂田氏。人形町の地下物件を取得し、移転に際してはイメージを一新した。

旧店舗からほど近い人形町、地下の物件に移転

店舗データ