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阿佐ヶ谷に自然派ワインスタンド「スーパーサブ」がオープン。横浜・野毛のDef eat出身オーナーの独立店、全品500円の多彩な工夫が凝らされたフードがウリ!

2024年12月25日、阿佐ヶ谷駅南口エリアに自然派ワインスタンド「スーパーサブ」がオープンした。フードは、全品500円のワンコインながら、自家製調味料などひと手間加えられたメニューを提供。オーナーの安藤敬司氏は、ワインの輸入・販売会社テラヴェールにて営業職として勤務した後、「CHARCOAL STAND NOGE」や「ネオ町中華 AM:PM」などを運営するDef eatで経験を積んできた人物。ワインスタンドと大衆酒場、それぞれの良さを取り入れたカジュアルな店づくりで、すでに地域での認知が広まってきている。


ワインインポーターや大衆酒場を経験し、念願の独立

阿佐ヶ谷駅南口、個性豊かな店舗が数多く連なり、ディープな雰囲気が漂う「阿佐ヶ谷一番街」の並びに、自然派ワインスタンド「スーパーサブ」がオープンした。「スーパーサブ」とは、スポーツチームにおける控え選手のことで、ここぞという勝負所で活躍できる得点力やアシスト力に優れた人。オーナーの安藤敬司氏は、学生時代にバスケットボールをやっていて、必殺仕事人のようなスーパーサブに憧れがあったことから、5年前にはこの店名にすると決めていたそう。「飲食店にとってはメインがお客様で、ワインや料理、スタッフ、雰囲気が、お客様を引き立たせるためのサブ。ですが、ただのサブではなく、スーパーサブなんです」と話すとおり、お客の笑顔や満足を引き出すために、ワインや料理、サービスの質に妥協を許さない姿勢が隅々から感じられる店だ。

神奈川出身の安藤氏が飲食のキャリアをスタートさせたのは、大学在学中だった。池袋「GRIP」や「RACINES Boulangerie & Bistro」などを展開しているグリップセカンドが横浜赤レンガ倉庫にオープンしたイタリアン「GRIP ORGANIC」(現在は閉店)にアルバイトのオープニングスタッフとして勤務。そこでワインの魅力に気づいた安藤氏は、大学卒業後、新卒でワインの仕入れ・販売を行うテラヴェールに入社する。酒屋や飲食店への営業に従事し、ワインに関する知識を身に付けた。その後、現場の経験を積むべく、神奈川・野毛を中心に約10店舗を展開しているDef eatに入社。「CHARCOAL STAND NOGE」、「関内もつ肉店」、「大衆食堂2.0 とぽす」をはじめとした多様な店舗を経験し、「ネオ町中華 AM:PM」では店長も務めた。

大学時代から「ワインのお店で、30歳を目途に独立したい」と考えていたという安藤氏は、2年ほど前から、独立に目ぼしい物件を探し始めたそう。条件は、ワンオペを想定した小箱で、路面店、窓に面したテラスカウンターを有していること。はじめは自然派ワインの店で賑わう幡ヶ谷エリアで探していたが、家賃の高さや競合の多さを考慮し、ワインの需要が高まってきていると感じた中央線エリアに方針転換。西荻窪を中心に、阿佐ヶ谷や高円寺まで検討するエリアを拡大し、巡り合ったのが、以前はおでんバーだった理想的な7坪弱の物件だった。

阿佐ヶ谷南口から徒歩4分。阿佐ヶ谷一番街の東端に位置する。周囲のユニークな飲食店に負けじと、安藤氏の顔を表したロゴのスタンド看板が光っており、お客の興味を引く。外には小さなカウンターがあり、暖かくなってきたらテラスとしても活用する予定だそう

カウンター7席で、スタンディングは12人収容。内装は全面リニューアル。安藤氏の祖父の形見である古時計や絵画、おでんバーの頃から使用されている木製タンスなど、アンティークな小物を使いつつ、壁やカウンターにはモルタル加工を施し、新旧が混在したスタイリッシュな空間となっている

店舗データ

店名 スーパーサブ
住所 東京都杉並区阿佐谷南2-21-15

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アクセス JR中央線阿佐ヶ谷駅から徒歩4分、東京メトロ丸の内線南阿佐ヶ谷駅から徒歩11分
営業時間 17:00~24:00
定休日 月曜
坪数客数 7坪 カウンター7席、スタンディング12人、テラス2~3人
客単価 3500円
オープン日 2024年12月25日
関連リンク スーパーサブ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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