繁盛店「イザカヤエガチョ」「飯酒トモエ」に続く3店舗目はワイン業態
日吉駅西口に放射状に伸びる商店街の一つ、「サンロード商店街」に「ワイン酒場 サンカク」がオープンした。運営会社のマルエ代表の”エガチョ”こと江川広樹氏は、東急東横線で居酒屋を展開する湘次郎をはじめさまざまな飲食店を経て、2020年に至近で「イザカヤエガチョ」を開業し独立。地域の繫盛店として成功を収めると、2024年1月にはそこから徒歩3分の場所に「一流の和食を居酒屋で」をコンセプトにした大人の酒場「飯酒トモエ」を出店。こちらもオープン1年ながらリピーターや新規客を着実に増やし、現在では坪月商40万円を達成している。12月には、名だたる割烹料理店で修業を積んできた総料理長の地曳翔太氏が作る高級おせちの販売にも挑戦し、想定以上の好評を博したことは店舗の自信につながったという。
今回はそれらに続く期待の3店舗目。出店の経緯については「今後もさまざまな業態にチャレンジしていきたいと考えるなかで、その足掛かりとして3店舗目をオープンしようと。日吉という街が好きなことや、人員や物件の条件をふまえ、ドミナント展開するために近隣で物件を探しました」。こうして見つけたのが、以前はハンバーガー店だった15坪の物件だ。2024年10月にはその物件を契約したが、法人化のタイミングと重なったことや、内装工事、人員拡大、既存店への影響などもふまえ、入念な準備期間を経て2025年2月1日にオープンを果たした。江川氏は「『イザカヤエガチョ』をオープンしてから5年ほど経過し、今回は3店舗目ということで良い意味で期待値が上がっているようにも感じた。それに応えるため、オープンを焦らずしっかり準備期間を設けました」と話す。
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日吉駅西口から徒歩1分ほど。1階にラーメン店が入ったビルの2階。3階も契約しており、事務所や研修所として活用。入口には楽しげでポップなロゴのスタンド看板が出迎える
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カウンター10席。内装は全面改装したそうで、カウンターはセットバックし、カウンター横にありフロアを仕切っていたトイレは端に移動させ、どの席からもキッチンが見えるように。江川氏は「全体を見渡せない店内は、酒場には向いていない。オープンキッチンであれば接客しやすくお客さんとの距離感を縮めやすいし、活気ある空間を生み出せると思ったんです」と話す。奥の黒板には江川氏の知り合いが描いたイラストが並ぶ
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カウンター横にはテーブル席も。「女性でも気軽に楽しめる空間」をイメージし、スタイリッシュながらもどこか落ち着きのあるクラシカルな空間に。壁には日本地図のイラストを描くことで、コンセプトの「和」を表現。内装デザインは「飯酒トモエ」と同じくTILTの椿 正明氏が担当。店内では1960年代に活躍したイギリスの世界的ロックバンドの名曲が流れており、音楽業界で常に新しいものにチャレンジしてきた精神と、自分たちの挑戦を重ねているとのこと
店舗データ
店名 | ワイン酒場 サンカク |
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住所 | 神奈川県横浜市港北区日吉2丁目2-16 マルシンビル第一 2F |
アクセス | 日吉駅から徒歩1分 |
電話 | 045-594-6405 |
営業時間 | 17:00~24:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 15坪25席 |
客単価 | 6000~7000円 |
運営会社 | マルエ株式会社 |
オープン日 | 2025年2月1日 |
関連リンク | ワイン酒場 サンカク(Instagram) |
関連リンク | 飯酒トモエ(記事) |