「渋谷舌呑（シブヤゼットン）」が開業。創業30年となるゼットンの集大成「店づくりは、街づくり」 の原点に立ち返る店づくりを副社長兼zetton.inc,Hawaii会長・菊地 氏が体現！

「ゼットン」は会社名の前に店舗名―「店づくりは、街づくり」 の原点をもう一度

遡ること、菊地氏がゼットンに入ったのは2003年。同社が東京で３店舗目を出店する際のオープニングでアルバイトとして入社した。そこから長年にわたりゼットンの店づくりに携わり、2017年からは米国ハワイに移住し、zetton.inc ハワイ社の社長として海外事業を拡大させ、国内外で同社のイズムを体感してきた人物だ。「現在のゼットンは『アロハテーブル』を始め様々なジャンルの飲食店を展開していますが、当時は『舌呑（ゼットン）』という店名の店舗を多く展開していました。初めて店長を任されたのも、『ギンザ舌呑』。私にとってゼットンとは会社名である前に店舗名なんです。当時の『舌呑』を知らないスタッフも増えてきた今、ゼットンの店づくりの原点をスタッフ達に体感してほしいと、23年ぶりに『ゼットン』の名前を冠した店をやろうと考えました」。

とはいえ「ただ昔に戻りたいわけではない。歴史を知った上で新しいものをつくりたい」と菊地氏。ゼットンの店づくりのイズムを受け継ぎながら、 若い世代やインバウンドへの新ゼットンブランドの発信と渋谷カルチャーに溶け込む新しい店を目指し、日本の酒場×海外のパブを融合した新業態を打ち出した。

入口付近のゾーンは海外パブのような雰囲気。カウンターや立ち飲みスペースで、待ち合わせなどサクッと飲むシーンに最適

店舗データ