2025年の大型商業施設案件の前に東京で下地づくり
その後、KEI FOODを立ち上げ、こちらでは「漁師酒場あらき」をはじめ「漁師のフレンチあらき」「屋台餃子あらき」を大阪中心に京都、神戸の商業施設で展開。やはり沖ノ島水産をグループに持つシナジーを生かし、良質な素材を使った手間暇かけた商品を手頃な価格で提供し、支持を得ている。「漁師酒場あらき」の業績について、例えば大阪イノゲートの「バルチカ03」の店舗は23坪で月商は1700万~2200万円。京都ポルタ店は17坪で月商1700万円をキープするなど上々だ。
東京は数年前から進出を検討していたという。「これまでは、集客の必要がないことをメリットに感じて商業施設にばかり出店してきました。2025年に、念願の都内の商業施設への出店が決まったものの、大阪との客層の違いもあるだろうし、大きな出店なのでいきなりは不安だった。そこで、その前に2024年中に東京で店舗を出そうと考えました。商業施設はすぐに出店できるものではないので街場で物件を探し、縁あって神田の物件を契約。ここで『あらき』の認知を東京でも広げ、さらに人材確保や東京のマーケットリサーチも兼ねて今後の布石にできれば、と考えました」と荒木氏は話す。
店舗データ
店名 | 漁師酒場あらき 神田店 |
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住所 | 東京都千代田区鍛冶町2-13-8 |
アクセス | 神田駅から徒歩1分 |
営業時間 | 17:00~26:00 |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | 29坪60席 |
客単価 | 3000円 |
運営会社 | 株式会社KEI FOOD |
オープン日 | 2024年12月10日 |
関連リンク | ARAKI GROUP(HP) |