貝たっぷりの「貝風呂」をはじめ、貝の旨みを生かす料理
メニューは、定番の貝から珍しい貝まで、多彩な貝を使った料理が目白押しだ。生きたまま届く“活貝”もあり、それらは店内に鎮座する生け簀に入れられ、ライブ感を演出する。
イチオシの品は「貝風呂」(2150円)。5~6種類の貝を煮込んだ鍋で、貝の出汁を堪能できる品。その日の新鮮な魚貝を盛り合わせシンプルに貝の美味しさが味わえる「活貝と鮮魚の六点盛り」(1800円)も名物のひとつ。また、「本気の貝出汁巻き」(1200円)や「うまみ茶碗蒸し」(550円)など、貝の出汁を使った料理が目立つ。「貝はグルタミン酸やコハク酸など旨みが豊富な食材。メニュー開発においては、“貝の持つ旨みをどう生かすか”を重視しました。そのため、貝の出汁を生かした品が多くなっています」と神定氏。ほか、「巻貝のエスカルゴバター」(890円)、「なき渋フィッシュ&チップス」(890円)、「濃厚うにボナーラ」(2200円)など。和食ベースだけでなく、洋のエッセンスを交えた品も揃え、ワインの注文を誘う。
あくまで同店は貝専門店とは謳っておらず、テーマは「貝と鮮魚」。貝以外の魚メニューも自慢で、刺身でも食べられる鮮魚をフライで火入れし旨みを増した「本日のレアフライ」(990円~)もオススメの品。魚だけでなく、「最上鴨ロースト」(1990円)、「鴨入り焼売」(二個500円)など鴨を使った料理も。同社の鴨料理をテーマにした「Na Camo guro(ナカモグロ)」のつながりからラインナップした。魚だけでなく肉も交えて飽きずに楽しめ、大手企業ならではのバランス感あるメニュー構成だ。
ドリンクは、生ビールは「サッポロ黒ラベル」(700円)、「生絞りレモンサワー」(650円)、「煎茶ハイ」(600円)、焼酎(各種650円~)、果実酒(各種650円)など幅広く揃える。ワインは白・赤・オレンジ・泡を合わせてグラスは8品、ボトルは15品ほど用意。特に貝×ワインのマリアージュを提案しており、例えば、イタリア・サルディーニャの白ワイン「サンターディ スルキ ビアンコ」(グラス600円、ボトル3200円)はミネラル感が貝の旨みとぴったりで貝刺しなどと組み合わせがオススメだ。ウイスキーは定番の「ハイボール デュワーズ」(650円)に加え、日本酒「満寿泉」の蔵が造る「シーバスリーガル 匠リザーブ12年」(1150円)といった「ストーリー性のあるドリンク」も意識的に交えている。その他、魚介に合う日本酒(グラス750円~、一合1100円~)も多数用意する。
店舗データ
店名 | なきざかな 渋谷 |
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住所 | 東京都渋谷区渋谷1-6-8 渋谷井上ビル 1F |
アクセス | JR渋谷駅宮益坂口から徒歩5分 |
電話 | 03-6427-1442 |
営業時間 | 17:00~23:00(LO料理22:00、ドリンク22:30)※土日祝は16:00~ |
定休日 | 無休 |
坪数客数 | 33坪60席 |
客単価 | 7000円 |
運営会社 | 株式会社エー・ピーホールディングス |
オープン日 | 2024年12月1日 |
関連リンク | なきざかな渋谷(Instagram) |
関連リンク | エー・ピーホールディングス(HP) |