レトロでユニークな物件との出会いで実現した念願のタイ料理食堂
店舗となったのは、路地裏に立つ戦前からある長屋の一軒で、元々は店舗ではなく住宅だったという。通りから見えているのだが、間に駐車場がありアプローチに悩むユニークな立地だ。「面白いからやった方がいいよ」との大林氏からのアドバイスもあり、ここに決めたのだそう。外観はそのままにして内観を全面リニューアル。1階と2階から成る店は、古民家の風情を残し、温もりのある空間になっている。
「東南アジア料理をメインにやってきて、現地にも何回か行ったことがあります。いつかはエスニック料理の店を出したいとずっと考えていました」と鶴岡氏。どんな料理にしようかと考えたとき、月島にはタイ料理店が少ないこともあって、タイ料理をメインとする店とした。
鶴岡氏の強みといえば、やはりワイン。「Hugan」を開業して7年。さまざまにワインの勉強を重ね、知識も広がり、タイ料理がいろいろなワインと合うことが分かってきたという。「タイ料理は甘味、辛味、酸味が絶妙に合わさっているのが特徴。ハーブの香りやしっかりした酸味、スパイシーさを持つ自然派ワインと相性がいいと思います」(鶴岡氏)。ワインは冷蔵のショーケースから好みのものを選ぶセルフサービススタイル。“食堂”という名にふさわしく、定番のタイ料理とワインの組み合わせをワイワイとにぎやかに楽しむ店になっている。
店舗データ
店名 | タイ食堂 バンガオ(Ban Gao) |
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住所 | 東京都中央区月島1-26-9 |
アクセス | 東京メトロ有楽町線月島駅から徒歩2分 |
電話 | 03-3520-8619 |
営業時間 | ランチ12:00~14:30、ディナー17:00~23:00、日曜12:00~23:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 13坪26席(1・2階合わせて) |
客単価 | 3000円 |
オープン日 | 2024年10月27日 |
関連リンク | タイ食堂 バンガオ(Instagram) |