門前仲町に「alternative,（オルタネイティブ）」が開業。一流ワインに触れてきた若きソムリエによる、ナチュラルワイン全盛の今あえてのクラシックワインをそろえるバー

型にハマらない「オルタナティブ」な精神を貫く

オープンから1か月ほど。現在は二次会利用のお客が中心だが、じわじわ口コミが広がっているところだ。「門前仲町では思った以上にいいワインを嗜まれているお客様も多く、そんな方々には『こんなお店がほしかった』と言ってもらえることもあり嬉しいですね。女性の一人客も増えています」と杉原氏。

店名の「alternative」は直訳すると「代替の」の意だが、音楽の「オルタナティブロック」から取っている。反骨心や型にハマらないこと、アンダーグラウンドな精神を表すロックミュージックのような思いから同店はできているという。「いまナチュラルワインが全盛ですが、やっぱり僕は昔から親しんできたクラシックなワインが好き。トレンドの型にハマらず、自分が好きなクラシックワインの美味しさを多くの人に知ってもらいたい。また、最近はワインの味わいの説明を一言程度で簡単に済ませる店も多いですが、僕はワインの背景までしっかりとお客様に伝えたい。流行りや大衆に流されず自分の流儀を貫く、こうしたオルタナティブロックに通ずる精神が、この店の根底にあります」と杉原氏は話す。

代表の杉原竜力氏。「将来は酒販事業もチャレンジしたいです」と話す

（取材＝大関　まなみ）

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