門前仲町に「Wine Stand Alfie（アルフィ）」が開業。富士屋本店や豪州のワイナリー、ルーシーマルゴーを経験した店主の独立店、ナチュラルワインと季節の小皿料理の立ち飲み

早い時間帯の食事メインの利用から一人客まで集客。門前仲町のポテンシャルを実感

オープンから半年ほど。開業当初は遅い時間から盛り上がることが多かったというが、最近は早い時間帯にしっかりと食事とともにワインを楽しむお客も増えているという。横田氏のワンオペ営業だったところ、先月には調理経験豊富なスタッフが加わったことで料理の提供スピードが上がったことも寄与しているという。体制が整ったことで今月からは定休日を週2日から1日に減らし、土日を15時から営業。「坪月商30万円」を一つの目標としていたが、近く達成できる見込みだという。一人客が多いことも特徴で、これも横田氏の狙い通りだ。「“小皿料理”と打ち出しているのは、ポーションも多くなく一人飲みも歓迎です、というメッセージです」と話す。

「馴染みのない街でしたが、結果的に門前仲町で開業してよかった」と笑顔を見せる横田氏。「当初、開業を考えていた学芸大学など東京の西側は、よくよく考えれば競合店はかなり多い。一方、門前仲町は大衆酒場が多いものの、こうしたワインの店が少なかった。この店ができて喜んでくれる人がたくさんいる。ライバルが少ないからこそ、思った以上に集客が好調なんだと思います」。今後も、このエリアで展開ができればと考えている横田氏。「ワインセラーも設えて多くのストックが持てるので、スタッフが揃えば、もう1軒、小さなワインバーでもやれたらいいなと思っています。もちろんエリアは門前仲町で。同業者にはあまり言いたくないですが、門前仲町はこういうワインの店をやるにはめちゃくちゃポテンシャルあると思います！」と笑う。

オーナーの横田勝哉氏。32歳で独立した

（取材＝大関　まなみ）

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