エステティシャンから転身し、オーナーママに。次に作りたかったのは「料理が美味い店」
「呑気」があるのは新富町駅と八丁堀駅、どちらからも徒歩5分以内の場所。オーナーの浅沼氏は以前から次に店を出すなら食事がメインの店を考えていたと話す。「私はこの近隣になじみがあるのですが、この界隈には1人で行きやすいお店が少ないんです。だったら自分で作ろうと物件を探している時に、お客様のご紹介で、新橋で間借りの料理屋を開いていた鹿戸と出会いました。プライベートな友人として関係を築く中で、自然と一緒にお店をやろうという流れになりました」。
浅沼氏の前職はエステティシャン。20代半ば頃、知人に誘われて銀座のバーで働き始めたのをきっかけに飲食業に楽しさを覚えて転身し、32歳で独立した。学生時代にも飲食店でアルバイトはしていたものの、キッチンの経験は少なく、料理ができる人材を求めていたという。一方、現在、店長を任されている鹿戸悠真氏はエー・ピーカンパニー(東京都豊島区)、ミナデイン(東京都港区)の出身。退職後、独立を目指して間借り営業を行っていたが、次のステップを考えていた際に浅沼氏と出会い、良いタイミングだったと語る。
当初は2人でメニューのアイデアを出し合い、試作もしてみたがピンと来ず、浅沼氏の古い友人である「KAMERA」の亀谷氏に料理の監修を依頼することに。「メニュー構成についてお伝えしたのは、唐揚げや焼売などのなじみのある居酒屋メニューに、亀谷さんならではのエッセンスを入れてほしいということ。それから、料理の経験がない私にも作れるような、なるべく工程の少ないレシピで、とお願いしました。もともと亀谷さんのお料理が好きだったので、信頼してお任せすることができました」。
キッチンに貼ったアースカラーのタイルや木製のハイスツールなど、ナチュラルでやわらかい印象を与える空間は“女性の部屋”がコンセプト。そのせいか、ターゲットと定めた男性客に加えて、一人でふらっと立ち寄る女性も少なくないという。
店舗データ
店名 | 吞気(のんけ) |
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住所 | 東京都中央区入船2-1-11 |
アクセス | 新富町駅、八丁堀駅から徒歩3分 |
電話 | 050-3690-4062 |
営業時間 | 平日11:30~15:00(L.O.14:30)、17:00~24:00 (料理 22:30LO、ドリンク23:30LO)、土曜16:00~23:00 |
定休日 | 日、祝日 |
坪数客数 | 8坪13席 |
客単価 | ランチ1100円、ディナー5000円 |
運営会社 | 株式会社レイ |
オープン日 | 2022年12月5日 |
関連リンク | 吞気(Instagram) |
関連リンク | KAMERA(記事) |