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池袋・栄通りに立ち飲み酒場「岩瀬蒸店」オープン。福岡の人気酒場「岩瀬串店」 の名前を継承し、母が営んでいた店をリニューアル!鶏焼売と店主の人柄で、早くもリピーターが続出

3月22日、池袋に「岩瀬蒸店」がオープンした。店を構えるのはサンシャインシティからもほど近い栄通り。店主の金大徹(キン・テチョル)氏は、都内の焼肉店、福岡の人気立ち飲み屋「岩瀬串店」などを経て独立。かつて実母が居酒屋を営んでいた場所を改装し、福岡で出合った鶏焼売をはじめ、“蒸し料理”をリーズナブルな価格で提供する。20代の立ち飲み初心者から地元住民まで、あらゆる世代から愛される店を目指す。


居酒屋開業を目指し、レベルの高い店が揃う福岡で約4年間修業

「岩瀬蒸店」があるのは戦後の闇市をルーツとする栄通り。道を挟んだ美久仁小路と並んで、小ぢんまりとした店が軒を連ねる飲み屋横丁として知られている。「もともとここは、母が店をやっていた場所なんです。その前にはちょっと離れた場所で祖母も店をやっていて。小学生の頃からよく遊びに来ていて、常連さんから可愛がってもらっていましたね」と店主の金大徹氏。

しかし、跡を継ごうと思ったことはなかったという。ところが、焼肉店でのアルバイトをきっかけに自分で店をやりたいと思うようになったのだとか。その後、都内の繁盛店を経て「もっと感度を磨きたい、東京以外の場所も見てみたい」と22歳のときに単身福岡へ。「福岡を選んだのは、おいしいお店、有名なお店がたくさんあると聞いていたから。働き始めて2年目経った頃に『岩瀬串店』のオーナーと知り合い、この人の元で働きたい!と入店しました。ちょうど岩瀬串店の人気が出始めたタイミングで、お客さんがたくさん来たり、メディアで取り上げられるようになったり、楽しかったですね。その頃から本気で独立を考えるようにもなりました」。

東京へ戻るきっかけとなったのは、新型コロナウイルスだ。緊急事態宣言やまん延防止等重点措置によって夜間営業や、酒類の提供をメインとする飲食店は大打撃を受けた。「母が『お店を閉めようと思っている』と言い出して…。自分としては、独立はもう少し先、30代になってからと思っていたのですが、16年続いた店を閉めるのはもったいない。だったら一緒にやってみようかということになりました」。

それまではキープボトルが並び、韓国の家庭料理を楽しませる昔ながらの小さな酒場だったが、金氏の帰郷をきっかけに立ち飲みスタイルに変更。もちろん、「岩瀬」を名乗ることは福岡の「岩瀬串店」も了解済みだ。「僕にとって『岩瀬串店』は大きな存在。“岩瀬”の名前を掲げることで、その名に恥じないように自分も頑張りたいと持っています」。

猫の額ほどの店内ながら、ガラス張りにすることで圧迫感がなく、初めての客も入りやすい。外には小さなテーブルも用意

店内はキッチン側と壁側にカウンターを配置。天板の下に引き出しを作り、カトラリーや卓上調味料を収納した

店舗データ

店名 岩瀬蒸店(いわせむしてん)
住所 東京都豊島区東池袋1-13

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アクセス JR池袋駅東口から徒歩5分
電話 03-4400-5727
営業時間 平日17:00~24:00、土日15:00~24:00
定休日 不定休
坪数客数 約3.5坪15人前後
客単価 2000円
オープン日 2022年3月22日
関連リンク 岩瀬蒸店(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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