旅と食を愛し、様々な業態を経験。自身の琴線に触れたシンガポール料理で独立を目指す
店内に一歩足を踏み入れると、鶏出汁やジャスミンライスの香りがふわり鼻腔を抜け、異国情緒に心奪われる。「内装は、『ラグジュアリーな町中華』をテーマにしています」とは、店長の佐藤一聖氏。見渡せば、町中華の定番色である赤色に木の設えが融合し、親近感の中に品のある空間を創り出している。
佐藤氏がシンガポール料理と出会ったのは、大学生の頃。飲食店でアルバイトをして金を貯め、バックパッカーとして世界各国を巡り歩いていた。「東南アジアをメインに、ヨーロッパやアフリカの方にも足を伸ばしていました。けれども、学生時代はそこまで裕福でもない。そんなときに、物価が安くてより多くの食べ物に触れられたのがシンガポールだったんです」。大学卒業後は営業の会社に就職するも、飲食業の楽しさが忘れられず1年ほどで退職。将来自店舗を持つことを志し、様々な店舗で現場体験を積むことを考えた。「イタリアンやパン屋、定食屋、大衆酒場、焼鳥屋など、当時は色々な店を掛け持ちしていました」と、佐藤氏。その中でもまとまった休みがあったときには海外へ足を運び、日本で学んだ料理と現地の料理の違いに触れるなどしていた。
その後、四ツ谷の「焼鳥串焼 どろまみれ」で2年ほど社員を経験。退職後はタイ料理店とシンガポール料理店を掛け持ちして働き、2021年2月に独立開業の準備に入る。
店舗データ
店名 | 獅天鶏飯(してんけいはん) |
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住所 | 東京都渋谷区渋谷3-18-10 大野ビル2号館2F |
アクセス | JR渋谷駅新南口から徒歩2分 |
電話 | 03-6881-1193 |
営業時間 | ランチ【月~金】11:30~15:00、ディナー17:00~24:00 【土・祝】11:30~21:00 |
定休日 | 不定休 |
坪数客数 | 約11坪22席 |
客単価 | 夜5000円、昼1000円 |
運営会社 | 株式会社アイクリエイティブオフィス |
オープン日 | 2021年4月7日 |
関連リンク | 獅天鶏飯(Instagram) |