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ベイシックスで15年腕を磨いた西田 剛氏が町田に「博多串焼き いっぽん」を開業。炭火の魅力を発揮できる串焼き業態で独立、「ジョウモン」系譜の馴染み深いメニューで地元定着を目指す

6月15日、町田に「博多串焼き いっぽん」がオープンした。オーナーの西田 剛氏は、「ジョウモン」「てやん亭゛」など居酒屋を展開するベイシックス(東京都港区、代表取締役:岩澤 博氏)出身。勤続15年の豊富な経験を武器に、自身の地元・本厚木に近い町田で独立を果たした。こだわりの炭火串焼きを看板に、ベイシックス・イズムを継承した商品構成で地域での定着を目指す。

「1階路面にこだわって探した」という物件は町田駅から徒歩約3分、駅チカながらも裏手の静かな場所に立地。シックな外観に真鍮で作った控えめな表札が印象的
和テイストのモダンな店内。入口には2~3人が並べる立ち飲みスペースがあり、L字型カウンターで10席、壁際と奥のテーブル14席を配する
左から、さくら牛の「ザブトン」、「牛サガリ」、黒豚の「しろ」、「豚バラ」、地鶏「もも」。紀州備長炭で香ばしく焼き上げる
刺身のカンパチをごま醤油ソースに漬けた、博多名物の「ゴマカンパチ」。「ジョウモン」で人気のメニューを踏襲する
オーナーの西田 剛氏。ベイシックスで勤続15年ののち晴れて独立開業を果たした。剛は「つよし」と読むが、ベイシックス時代から「ゴウ」の愛称で親しまれてきた

不動産営業から未経験で飲食業界へ。心惹かれたベイシックスに入社

JR横浜線と小田急線が乗り入れる町田駅は、両路線においてトップクラスの乗客数を誇る多摩エリア有数のターミナル駅。駅同士をつなぐペデストリアンデッキには乗り換えや買い物のため曜日を問わず多くの人が行き交い、駅周辺にも商業施設や飲食店が立ち並ぶ。繁華街としてにぎわいを見せる町田駅近くに6月15日、「博多串焼き いっぽん」がオープンした。備長炭で焼き上げる博多スタイルの多彩な串焼きを看板に「ジョウモン」の流れを汲むメニューで地域に根付く店を目指す。

オーナーの西田 剛(つよし)氏は大学卒業後、不動産の法人営業を3年勤めたのち未経験で飲食業界へ。その理由を「営業時代に接待などでよく飲食店を利用していた時、店主やスタッフが楽しそうに働く姿がまぶしく見えた」と当時を振り返る。飲食店への転職を考え始め色々な店を検討したが、心惹かれる店の多くはベイシックス運営のものだったという。その後、訪れた職安でも偶然同社の求人を目にし、導かれるように入社。「ベイシックスが職安に求人を出していたのはその時だけ。後にも先にも職安から入社したのは僕だけだそうです」と西田氏は笑う。

店長経験豊富に15年勤務。イズムを色濃く受け継ぐ自身の店づくり

博多串焼き店「ジョウモン」六本木店からスタートし、「てやん亭゛」渋谷店で約4年、その後は「ジョウモン」西麻布店や六本木店、渋谷店でそれぞれ2年~5年、店長として豊富な経験を積んできた。

もともと独立を視野に入れていたが、具体的に考え始めたのは入社から5年ほど経った頃。自身の店は串焼き業態にと決めたのは西麻布店時代だという。「自由度の高い創作料理に魅力を感じていました。中でも炭火の串焼きは火加減など扱いが難しい分面白く、やりがいを感じていたので、開業するなら炭火をメインにしたいと考えました」。

本厚木で育った西田氏にとって、同じ小田急線沿線の町田は学生時代によく過ごした思い出深い場所。駅近、1階路面を条件に昨年から探し始め、契約したのは以前も飲食店だったという13坪弱の物件だ。スケルトンの状態から作り上げた和モダンの店内で、レイアウトのこだわりは炭火焼き台の位置。「店全体が見渡せるように」とオープンキッチンの中央に配し、L字型カウンターの中央には串がずらりと並ぶ大きなネタケースを置く。お客からは焼きあがる様子が目の前で楽しめるよう工夫しており、人対人のコミュニケーションから生まれるストーリーを大切にするベイシックスの信条を受け継いでいる。また、自身の愛称「剛(ゴウ)」にちなみ、ゴールド真鍮で作った表札や、ゴールドのタイルをカウンターの壁に使用するなど遊び心も散りばめる。

「ジョウモン」の系譜を引く炭火の魅力を活かしたメニュー構成

看板商品は、西田氏がベイシックスで長年親しんできた博多串焼き。350円でおかわりも可能なお通しの「酢キャベツ」に始まり、「ザブトン」(500円)「牛サガリ」(450円)などのさくら牛を使った串が4品、「しろ」(200円)「豚バラ」(250円)などの黒豚の串が4品、「もも」(250円)、「肝」(200円)などの地鶏串が10品並ぶ。その他、豚バラ肉で野菜を巻いた野菜巻き串の「しそ」(350円)、「れんこん」(350円)「焼きそば」(450円)や、「スモークチーズ」(350円)、「ぎんなん」(300円)なども揃える。日ごとに変わる「おまかせ7本セット」(1800円)も人気だ。串以外のつまみは、「山芋の竜田揚げ」(680円)や、博多名物の「ゴマカンパチ」(980円)、「博多焼めんたいこ」(550円)など、ベイシックスの「ジョウモン」でも人気を博すメニューを踏襲する。ドリンクは生ビール、焼酎、ハイボール、サワー系など定番を幅広く用意し、価格は600円台が中心。ご飯や麺などのシメや甘味メニューもあり、ちょい飲みから気軽な食事需要にも応える。

オリジナルメニューも視野に。幅広い客層に親しまれる息長い店を目指す

オープンして1週間。西田氏は「勤務していた頃、店長時代も大変なことは色々あったが、自分で店を持つとまた違った苦労がある。会社に守られていたんだなと日々実感している」と話す。しかし、この道を歩み始めた当時から飲食業に感じる楽しさは変わっていない。店の営業に慣れてきた頃にはオリジナルのメニュー開発など、新たな試みにも挑戦していきたい考えだ。「幅広い年代の方に親しんでもらえる店になるよう、地道に一歩ずつ着実に成長させていきたい」と語る。

 

(取材=田窪 綾)

店舗データ

店名 博多串焼き いっぽん
住所 東京都町田市原町田4-7-2 1階

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アクセス 町田駅から徒歩3分
電話 042-794-7626
営業時間 17:00~23:30(LO23:00)
定休日 不定休
坪数客数 約13坪、24席(他に2~3人ほどの立ち飲みスペースあり)
客単価 4000~5000円
オープン日 2021年6月15日
関連リンク 博多串焼き いっぽん(Instagram)
関連リンク 博多串焼き いっぽん(Facebook)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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