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「ほぼ新宿のれん街」に「ニューキッチンイロハ」が開業。昭和レトロとピッツェリアを融合した“ツマンデ吞めるピザパーラー”。ディナーからランチ、カフェ利用まで1日を通して集客

3月21日、代々木駅近くの横丁「ほぼ新宿のれん街」内に、「ニューキッチンイロハ」がオープンした。“ツマンデ吞めるピザパーラー”をコンセプトに、古民家を生かした昭和レトロな雰囲気のピッツェリアだ。酒のアテにぴったりな薄皮で具が主役の「ツマミピザ」と、本場ナポリ風の「本格窯焼きピッツァ」の2種類のピッツアを主軸に、タパスや肉料理、デザートまで揃える。夜の営業が制限されるコロナ禍を踏まえ、ディナーはもちろんランチや喫茶利用にもこたえ、1日を通じて集客できる店づくり。密を避けるテラス席も多数用意しているのもポイントだ。運営は、「いろは」ブランドを始め居酒屋やバルなど多彩な飲食店を展開するStove’s market。開業から4年、着実に地域に根付いている「ほぼ新宿のれん街」のニューフェイスとしてさらに盛り上げる。

民家を改装した店づくり。石畳のアプローチを通って入店する
昭和レトロな懐かしさを感じる店内。「ほぼ新宿のれん街」には貸し切りができる個室付きの店がなかったことから、店内奥には貸し切りができる個室も設えている
テラス席からの眺め。代々木のシンボル「ドコモタワー」と古民家のギャップある風景が写真映えする
独自に開発した「ツマミピザ」は全部で10種類。幾度と試作をし完成した薄皮生地に合わせる具材は、従来であればピザの具材にならないようなものもチョイス。スタンダードなものから意外性のあるものまで多彩なメニューを楽しめる
ドリンクではサングリアがイチオシ。ベースとなるフルーツシロップと、ワイン(赤・白・スパーリング)を選ぶ。サイズもシングル・ペア・グループから選べて、写真はグループ。大きなグラスから各自のグラスにおたまで掬って楽しめる
写真左から、Stove’s market代表の戸塚庸平氏とスタッフの皆さん。戸塚氏はホテルニューオータニで7年間サービスマンとして働いた後、2009年に同社を設立

「ほぼ新宿のれん街」10店舗目!テラスを生かしたピッツェリアに

「ほぼ新宿のれん街」は、代々木駅東口から徒歩1分、約200坪の土地に古民家を改装した飲食店が立ち並ぶ横丁だ。2017年3月、Goodmarket&shops(東京都渋谷区、代表:清水暁弘氏)がオープンし、通称「ほぼ新」と親しまれている。当初は7店舗だった同施設だが、徐々に店舗数は増え、今回オープンした「ニューキッチンイロハ」で10店舗目になる。

「ニューキッチンイロハ」開業のきっかけは物件が空いたことだ。、昨年夏頃、「ほぼ新宿のれん街」に隣接する民家が貸し出されることが決まり、Goodmarket&shops代表の清水氏はここを施設の一区画にしようと考えた。「建物裏には広い庭があり、テラス席が作れる。テラス席と相性のいい業態を考えたときにピッツェリアが浮かびました。開放的なテラス席でピッツアが楽しめたらいいなと」と清水氏。すでに同施設で「牛タンいろ葉 別邸」を運営しているStove’s market(東京都渋谷区、代表:戸塚庸平氏)が、田町でピッツェリア「AGLIANICO(アリアニコ)」を運営していることから、声をかけた。

既存店「AGLIANICO」のメニューをベースに、酒に合う新名物「つまみピザ」を投入

「『ほぼ新宿のれん街』は、古いものの良さを生かしながら新しい要素を加えた店づくりがテーマ。和を感じる古民家で、ピッツェリアという洋業態を掛け合わせた『ピザパーラー』を目指しました」と戸塚氏。店舗デザインはスパイスワークスが担当、古民家の良さを生かしながら昭和の喫茶店を彷彿とさせるレトロな空間に仕上げている。

メニューの目玉は「ツマミピザ」シリーズだ。酒のつまみになる具をのせて、生地はクリスピーな薄皮で具の存在感を際立たせている。「すき焼き」や「タコとセロリのマリネ」、「豚キムチ」、「納豆ですよ」などバリエーションで10品用意し、すべて590円。一方で、「本格窯焼きピッツァ」も。「マルゲリータ」(950円)や「クアトロフォルマッジ」(1480円)など、こちらはしっかりとした生地で、食事としても楽しめるスタンダードなナポリ風ピッツアだ。

ピッツアが焼き上がるまでの時間につまめるタパスも充実。すぐに提供できる「アンチョビオリーブ」(290円)や、「砂肝のコンフィ」(390円)など、価格は290円・390円・490円きざみで統一している。ほか、サラダや揚げ物、「天使エビのアヒージョ」(680円)などのアヒージョ、「塩とレモンだけで食べる松阪ポークの肩ロースステーキ」(1100円)などメインの肉料理、「自家製ティラミス」(500円)などデザートにも力を入れる。今回、「ツマミピザ」は新しく開発したものだが、それ以外は「AGLIANICO」の人気メニューから抜粋している。

カスタムできるサングリアや、懐かしの喫茶店ドリンクをアレンジしたカクテル

ドリンクは自家製サングリアがウリだ。ベースとなる自家製の漬け込みフルーツシロップを「レモン&オレンジ」か「ピンクグレープフルーツ&ベリー」から選び、合わせるワインは赤・白・スパークリングから好みのものでカスタムできる。価格は1名向けのシングル490円、2~4名のペア~1790円、5名以上のグループ3590円。グループは大きなグラスに入れて提供し、おたまで各自のグラスに注いで楽しむ仕様だ。また、サングリアを凍らせてミキサーでまわした「フローズンサングリア」(600円)や、甘さを控えた高アルコールの「リモンチェロ」(550円)は、ロック、ハイボール、レモンハイボールなどの飲み方で楽しめる。ワインも充実し、グラスは赤・白・スパーリングのグラスが1品(540円~)ずつと、ボトルは約25品(2900円~)。昭和の喫茶店メニューをスピンオフしたカクテルも用意。ラムコークにアイスクリームを浮かべた「大人のコーラフロート」(600円)や、バナナリキュールをミックスジュースで割った「大人のミックスジュース」(600円)など。その他、各種チューハイやハイボール、ビール、カクテルに、カフェ利用も見据えてコーヒーなども揃える。

多彩な利用シーンで1日を通じて集客に成功。「ほぼ新」では、新たに「倉庫棟」も開業予定

ディナー営業だけでなく、昼は食事のみのランチ利用、アイドルタイムはスイーツとコーヒーでカフェ利用にも対応し、1日を通じて集客を狙う。「現在は時短営業のため夜は1回転が限界ですが、昼から夕方までもお客様が途切れることがないので有難いですね。特に、テラスから見える高層ビルと古民家が組み合わさったギャップのある眺めはとても写真映えするので、これが話題になればもっと集客のポテンシャルはあると睨んでいます」と戸塚氏。今後の展望については、「当社は古民家を再生した店づくりを得意としているので、物件との出合い次第でこの業態の展開もあり得ます」と意気込む。

「ほぼ新宿のれん街」では、今後も規模を拡大予定。今年夏前には新たに「倉庫棟」が登場する。隣接するエリアに倉庫をイメージした2階建て建物を建設中で、そこに8店舗が入る。コロナ禍を踏まえテラス席も多く用意。現在、テナントを募集しているという。

(取材=大関 まなみ)

店舗データ

店名 本格ナポリピッツァ ニューキッチンイロハ
住所 東京都渋谷区千駄ヶ谷5-20-20 ほぼ新宿のれん街 り区画

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アクセス 代々木駅から徒歩1分
電話 03-3356-8226
営業時間 【月~土】12:00-23:30【日・祝】12:00~23:00 ※新型コロナの影響により変動の可能性あり
定休日 不定休
坪数客数 30坪80席(テラス40席含む)
客単価 4000円
運営会社 株式会社Stove’s market 、ほぼ新宿のれん街の運営会社は株式会社Good market & shops
オープン日 2021年3月22日
関連リンク ほぼ新宿のれん街(記事)
関連リンク ニューキッチンイロハ(Instagram)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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