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キープ・ウィルダイニングが200席超の西東京最大級のルーフトップ付きのレストラン「武相キュイジーヌ STRI」を町田にオープン!「地元をもっと豊かに」という思いが凝縮

町田の中心街に完成した新しいビルの最上階に、「武相キュイジーヌ STRI(ストリ)」が8月5日にオープンした。200席を超える西東京最大級のルーフトップ付きのレストランだ。出店したのは町田・相模原地域で37店舗を展開するキープ・ウィルダイニング(東京都町田市、代表取締役社長:保志真人氏)。「GOOD LIFE BUSO」の実現というヴィジョンの元、「地元をもっと豊かに」という思いを形にしている同社が、また大きな一歩を踏み出した。

ウッドデッキのルーフトップテラス。町田の夜景を一望でき、屋根を開ければ、星空が見える
入口の両脇に配置したライブ感のあるオープンキッチンとドリンクカウンターの間の通路を抜けると、広々とした客席が広がる
高温直火で焼き上げる「薪焼きピッツァ」。写真はモッツァレラチーズやルッコラをたっぷりとトッピングする「ビアンカネーヴェ」(1950円)
「武相エリア」は馬肉とゆかりがあることから開発した「絹の道が生んだ馬肉タルタル 海老名 清水農園のたまごで」。「町田日本一醤油」を泡状にしたものをのせる
キープ・ウィルダイニング代表取締役社長の保志真人氏。2003年に東林間に1号店をオープンし、今年で創業16年になる

(取材=亀高 斉)


星空が見えるルーフトップ。料理は「武相キュイジーヌ」

町田駅から徒歩2分ほどの場所に新しく完成した商業ビル「AETA町田」の最上階・8階に、キープ・ウィルダイニングが出店した「武相キュイジーヌ STRI」は、520㎡以上(160坪)というスケール感にまず圧倒される。町田・相模原地域では類を見ない200席を超える西東京最大級のレストランだ。町田の夜景を一望できるウッドデッキのルーフトップは、ラグジュアリーで異国情緒溢れる雰囲気を演出。店名の「STRI」はサンスクリット語で星を意味し、星空が見えるルーフトップテラスにちなんでいる。

メニューは、「武相エリア」(町田、相模原、大和、海老名、綾瀬、厚木、座間のエリア一帯を指す、同社が提唱する名称)の食材や調味料を随所に使用。イタリアンとフレンチをベースにした「武相キュイジーヌ」という新たなジャンルを打ち出している。「さがみ幸福豚の自家製ベーコン クラシックシーザーサラダ」(S680円 R880円)、「オーガニック野菜と町田ブルーベリーのサラダ」(S780円 R980円)、「絹の道が生んだ馬肉タルタル 海老名 清水農園のたまごで」(980円)などをラインナップし、「熟成さがみ幸福豚」(100g・1380円~)や「熟成和牛 イチボ」(100g・2800円~)などのローストには「町田日本一醤油」を使ったソースを用いる。

「薪焼き料理」も看板商品。ランチは本格派ビュッフェ

また、20t級のピザ窯の高温直火で一気に焼き上げ、外はカリッと中はジューシーに仕上げる「薪焼きピッツァ」(980円~)を提供。肉のローストやブロシェット(串焼き/1本450円~)も窯で焼き、これらの「薪焼き料理」も看板商品にしている。

他にも、モチモチした食感の生パスタを用いたパスタメニュー、国内のクラフトビールの元祖とも言われる厚木発の「サンクトガーレン」を始めとした厳選したクラフトビール、同社のカフェ業態で作っている彩り豊かな自家製スイーツなど、クオリティーの高さにこだわったメニューが揃う。さらに、ランチでも本格的なレストラン料理の数々をビュッフェスタイルで提供(平日1800円、土日2300円)。ビュッフェで生ハムのカッティングサービスも行っている。

地元の人たちを「都心に行かせない」豊かさがある店

圧倒的なスケール感を誇る空間や、クオリティーの高さをより追及したメニューからも分かるように、これまで数々の居酒屋やカフェを手掛けてきたキープ・ウィルダイニングにとっても、新たな挑戦と言える「武相キュイジーヌ STRI」。代表の保志真人氏は、どのような思いを持って出店したのだろうか。

「いつかはスケールの大きなレストランをやってみたい。20年くらい前の修業時代から、ぼやっとですが、そんな夢を持っていたのが発端になっています。そして、以前から『より豊かな気持ちを味わえる店を地元に作りたい』という思いが強かったので、この物件が出た時、『これは自分にやれと言っているんだ!』と勝手に思い込みました(笑)。町田の中心街で、ビル最上階のルーフトップ付きという物件は、そうそう出ないですから。町田や相模原の人たちは、デートなどで豊かな気持ちを味わえる店となると、決まって都心に出かけます。自分も若い時、そうでした。でも、地元にそんな店があれば、わざわざ電車に乗って都心まで出かける必要はない。『STRI』は地元の人たちに求められていたレストランだと思いますし、地元の人たちが誇れる店を目指しています」(保志氏)。「街のおとながあそびだす」を店のコンセプトにし、若者向けの飲食店が多い町田において、「街の中心に大人世代を呼び、町田をさらに活性化したい」とも考えている。

また、「武相キュイジーヌ STRI」のメニュー開発については、「MOTHERS」や「pizzeria CANTERA」などを展開するMOTHERS(東京都武蔵野市)の代表で、普段から保志氏と親交のある保村良豪氏が協力。「一品一品の完成度をより深く追求する。そういったことを良豪(よしたけ)さんから教わったことで、メニューのレベルが2段階くらいアップした手応えがあります。『STRI』の出店で得たことは、これから他の店舗にもシャワーのように降り注ぎ、全体の成長にもつながります」と保志氏は話す。空間やメニューの完成度を高めながら、決して高級路線ではないのも同店の魅力だ。「いつもと同じ価格で、いつもより大人な雰囲気で、日頃、敷居が高くて食せないレストラン料理を日常に」というリーズナブルな価格設定や、気取らずに楽しめる雰囲気を大切にし、地元の人たちに幅広く利用してもらえるようにしている。

「地元を出ないで、どこまでやれるか」。その大きな挑戦

昨年、創業15周年を迎えたのを機に、キープ・ウィルダイニングは「GOOD LIFE BUSO」の実現というヴィジョンを掲げ、「レストランプロジェクト」「イートローカルプロジェクト」「地場プロデュースプロジェクト」「アーティスト・アスリート支援プロジェクト」「インキュベーションプロジェクト」という5つのプロジェクトを立ち上げた。これらのプロジェクトによって、様々な取り組みでの街づくりを進めている。昨年12月には町田駅から徒歩4分の場所に宿泊施設の「LIBRARY & HOSTEL 武相庵」を、今年8月1日には「武相キュイジーヌ STRI」と同じビルの4階に「カフェ×コワーキングスペース BUSO AGORA」も開業している。

そうした中、「街を彩る飲食店の展開 飲食店を通した地域貢献」をミッションとする同社の「レストランプロジェクト」において、現時点での集大成とも言える「武相キュイジーヌ STRI」。2億8000万円もの総投資額をかけて出店したことからも、同社がまた大きな一歩を踏み出したことが分かる。「さすがに、これまでにはない緊張感があります。でも、それが、すごく良い刺激になっています。これまでの出店では、自分はどちらかというと勝つというよりも『負けない戦い方』をしてきたのですが、今回は『勝たなきゃいけない戦い』です。『地元を出ないで、どこまでやれるか』。『STRI』も、その挑戦の一つです」という保志氏の言葉にも、「地元を離れることなく、この地元をもっと豊かにする」という同社のブレない姿勢がうかがえる。

店舗データ

店名 武相キュイジーヌ STRI
住所 東京都町田市原町田6丁目9-8 AETA町田8F

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アクセス 町田駅から徒歩2分
電話 042-850-9483
営業時間 ランチビュッフェ11:00~15:30(最終入店は14:30) ディナー 平日17:00~24:00  土日 16:00~24:00
定休日 無休
坪数客数 160坪・200席
客単価 ランチ2000円 ディナー3700円
運営会社 株式会社キープ・ウィルダイニング
オープン日 2019年8月5日
関連リンク 武相キュイジーヌ STRI
関連リンク キープ・ウィルダイニング
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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