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わずか2坪!クラフト焼酎&あてピザがウリの「StandingBar 三八」が大井町に開業。「H」「立呑み8」を展開する中田氏による、焼酎新時代を先取りするネオ焼酎バー

5月30日、大井町に「StandingBar 三八」がオープンした。わずか2坪の店内で、“クラフト焼酎”のソーダ割りと、和のエッセンスを加えた酒に合うピザこと“あてピザ”を提供する立ち飲みバーだ。運営は、大井町で「H」、「8」、「URA H」を展開するH(東京都品川区、代表取締役:中田 一氏)。代表の中田氏は、近年、進化を重ねる焼酎の現状を知り「焼酎の新時代が到来する!」と確信。トレンドの先駆けとなるべく、焼酎に特化した同店をオープンさせた。

四差路の角地に立地するわずか2坪の物件。大きな「三八」の文字と、ピンク色に光る丸いネオンが存在感を放ち、すでに街のランドマークの風格を漂わせる
オールスタンディングで13名ほどが収容可能。2階部分は床を撤去し、空間を贅沢に使った天井高のある開放的な空間。千葉で仕入れた古材を効果的に配置し、実際の天井高7m以上の高さを感じさせる遠近感マジックも隠れた見どころ
カウンターには中田氏が厳選した約30品の「クラフト焼酎」がずらり。基本的にソーダ割りで提供する
焼酎のつまみには、和のエッセンスを加えた“あてピザ”を10品用意。写真は「和牛サーロイン焼しゃぶピザ」
代表の中田 一氏。「飲食業は活力を与える仕事」と語る

視認性抜群のわずか2坪の物件で街のランドマークを目指す

代表の中田氏は蒲田生まれ大井町育ち。2007年、大井町に和食ダイニング「H」を開業して以来、大井町の活性化をミッションにこの地で飲食店を展開してきた。今回の「StandingBar 三八」は4店舗目となる。

大井町駅東口を出て商店街を抜けた先に佇む、元倉庫だった2坪の物件と出合った中田氏。「面が広く、4本の道路が交差する角地にあり非常に目立つ物件。2坪という究極のハコですが、しっかりとコンセプトを打ち立てれば街のランドマークにもなれるポテンシャルがあると感じました。当社のスタッフの状況を見ても新店舗を出すことが可能なタイミングだったので契約しました」と話す。

焼酎の進化に感銘を受け、「クラフト焼酎」をコンセプトに

この物件で何をやろうかを考えた際、中田氏が目を付けたのが焼酎だ。2坪という極小物件において、日本酒やワインなどと違い、常温で保存が可能で冷蔵庫不要という焼酎の利点は大きい、というのが最初の取っ掛かりだった。

「H」を開業した2007年、世は焼酎ブーム。当時「H」でも焼酎を揃え、中田氏は蔵元に足繁く通うなど知見を深めていたが、そこからブームは下火になり、10年以上の歳月が経過していた。中田氏は「現在の焼酎はどのようになっているのか。改めて焼酎を学びたい」と、各地の蔵へ足を運んだ。そこで目にしたのが、以前から驚くほどの進化を重ね、目覚ましい進化を遂げている焼酎の姿だったという。

「柑橘系の香りを付けた焼酎や、ソーヴィニヨンブランの酵母を使った焼酎など……。昔の焼酎のイメージは一新され、それまで焼酎を敬遠していた女性にも好まれるようなニュータイプのものが、蔵元の努力とチャレンジによりどんどん登場していたんです。私は、そういった造り手の思いがこもった『クラフト焼酎』を広めたいと思いました。さらに、それらをソーダで割って飲ませたら美味しいに違いない!と、クラフト焼酎のソーダ割りを提案するコンセプトが固まっていきました」と中田氏は話す。

焼酎が苦手な初心者にこそ来てほしいラインアップ

カウンターには中田氏が厳選した焼酎が約30品並ぶ。メニュー表には、「S:すっきりさわやかな感じ」「H:華やかな香りとすっきりした味わい」「M:ミディアムなバランス良い味」「G:ガツンとパンチ旨みのあるタイプ」と4つに分類して初心者にも選びやすい工夫を凝らしている。芋、麦を中心に米、黒糖など幅広く揃え、それらは基本的にソーダ割りで提供し、480円~700円。銘柄によってレモンなどの柑橘を加える。西酒造の「天使の誘惑」を店内で樽貯蔵する「天使の誘惑ハイボール」(580円)もウリの一つだ。

さらに豆乳と芋焼酎を合わせた「ぶけ 豆乳」(480円)や、ヨーグルトと麦焼酎の「杜谷ヨーグルト」(480円)などオリジナルの焼酎カクテルも用意。加えて、クラフトジン、日本ワインなどを揃える。

「王道に加え、従来の焼酎のイメージを覆すような焼酎も多く揃えている。焼酎初心者や、焼酎が苦手だと思っている人にこそ来てほしいラインアップです」と中田氏は胸を張る。

和のエッセンスを加え、焼酎に合うよう昇華した“あてピザ”

焼酎に合わせるフードには、“あてピザ”を用意。「H」で創業時から提供している人気メニュー「酒盗のガーリックピザ」をベースに、焼酎に合うピザを開発した。「“ピザに焼酎”というと、一見、不思議な組み合わせですが、ピザのソースには味噌を使用するなど和のエッセンスを織り込み、具材も焼酎との相性を考えています」と中田氏。生地は薄いクリスピータイプで、「紅生姜の赤いピザ」「いぶりがっこと有機納豆ピザ」(各480円)、「和牛サーロイン焼しゃぶピザ」(700円)など10品のバリエーションを揃える。

その他、地元の精肉店から仕入れる山梨県信玄鶏の「鶏たたき盛り」(680円)や、「三八痛風磯辺巻」(780円)など約20品のつまみを用意。いずれも至近に立地する既存店とは異なる品で、お客を飽きさせない努力が垣間見える。

焼酎新時代の到来を予感し、その先駆けとなる存在を目指す

中田氏がこのような焼酎の店を出店したのは「やがて焼酎のトレンドが来る!」という確信を持ったからだ。「現在の焼酎の驚くべき進化を目の当たりにし、これだけ素晴らしい焼酎が作られているのなら、流行るのも時間の問題では。『三八』が、やがて来るであろう焼酎のビッグウェーブに先駆けた存在になれればと思います」と中田氏。

また、今度の同社の展開についても「まだまだ大井町には可能性があると感じています。これからも変わらずこの土地に根差した商売をして、お客様、スタッフ、街、皆にとって良い影響を与えられる存在でありたいですね」と話す。

(取材=大関 まなみ)

店舗データ

店名 StandingBar 三八(スタンディングバー サンパチ)
住所 東京都品川区東大井5-10-6
アクセス 大井町駅から徒歩7分
電話 03-6230-0940
営業時間 17:00~24:00
定休日 日曜
坪数客数 2坪13名
客単価 2900円
運営会社 株式会社H
オープン日 2019年5月30日
関連リンク 立呑み8(記事)
関連リンク StandingBar 三八(FB)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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