三越前駅から徒歩1分ほど、日本橋三越本店やコレド室町などの商業施設が立ち並ぶ大通りを抜けた先、4月10日オープンしたのが「BarBies(バービーズ)」だ。運営はCURRENT(東京都中央区、代表取締役:髙橋 剛氏)。日本橋人形町の「炭火焼肉 燈花(トウカ)」(現在はビル建て替え中につき休業中)、水天宮前の「YAKINIKU&WINE TO-KA HANARE(トウカ ハナレ)」の人気焼肉店を展開する同社の新たな肉業態だ。
創業から11年、会社の発展とともにスタッフも成長し、社員13名とアルバイトスタッフ約20名を抱えるようになった同社。スタッフの活躍の場を広げるべく出店を検討していた代表の髙橋氏が出合ったのが、2フロア構造のこの物件だ。「焼肉という業態は煙やにおいの問題があり、なかなか良い物件が見つかりませんでした。そんななか見つけたのが1階と地下1階の2階構造のこの場所。物件が2フロアであることから、各階で異なる業態にすることを決めました」と髙橋氏。
「エレガント、カジュアル、リッチ」がコンセプト。“何を食べても旨い店”をテーマに、1階と地下1階でそれぞれ異なるスタイルで肉を食べさせる。1階は生肉やBBQグリルで焼く塊肉がウリの「BarBies Grill(バービーズ グリル)」。保健所の生肉許可を取得し提供する「揚げないメンチカツ」(1P400円)や「和牛タルタルステーキ」(1800円)などの生肉料理に、最後の〆ステーキとして用意する「ショートリブ」(3ピース2500円)、「今夜の赤身Grilled Meat」(時価)などがメニューの目玉だ。店内はLAの倉庫をイメージし、一角にはウォークインセラーを配置。“肉に合う”をテーマにセレクトしたカリフォルニアワインが常時100種類以上並ぶ。一方、地下1階は、お客が卓上で肉を焼くスタイルの焼肉が楽しめる「Yakiniku Barbies(ヤキニク バービーズ)」。自家製の特製レモン塩で食べる「極生タン塩」(2カット1800円)、厚さにこだわってカットする「BarBiesカットシリーズ」などを筆頭に、各種赤身肉やホルモンなどを用意。店内はNYの地下をテーマにした内装で、ゆったりとしたソファ席が中心だ。1階「BarBies Grill」は客単価6000円を想定し、比較的カジュアルな利用を促すのに対し、「Yakiniku Barbies」はしっかりと焼肉を楽しみたいニーズにこたえるつくりで、客単価は8000円。両フロアとも提供する料理はすべて地下1階のアイランドキッチンで調理を行い、使用する食材もほぼ共通。しかしながら、フロアごとに異なる側面から肉の魅力をアピールし、肉を焼くか、焼かれるかで選べる2フロアとなっている。
「メインターゲットは周辺のオフィスワーカー。とくに30代以降のアッパー層に訴求する店づくりを意識しました」と髙橋氏は話す。同社がこれまで焼肉業態で培ってきた肉の仕入れ力や、保健所許可による生肉料理というキラーコンテンツを武器に、感度の高い人が集まる三越前エリアで勝負を仕掛ける。「スタッフのサービス力も当店の強み。クオリティの高い商品を提供しながらも、フレンドリーな接客によるギャップで、お客さまの心をつかんでいきたい」とも。2店舗の入口は同じであるため、一度来店したお客が、次回はもう一方の店舗に来店するなどの相乗効果も生まれているという。
「やりたいことはまだまだたくさんあるけど、出店は人ありき。スタッフのスキルアップに合わせて出店を進めます。『BarBies』シリーズでの展開もいろいろと企画中です」と髙橋氏。同社の創業店である「炭火焼肉 燈花」は、現在、建物の都合により休業中で、2020年6月に再オープンを予定している。その間に開業した新業態の「BarBies」で、さらなる成長を遂げるであろう同社。パワーアップして帰ってくる「炭火焼肉 燈花」にも期待が高まる。
店舗データ
店名 | BarBies(バービーズ) |
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住所 | 東京都中央区日本橋本石町1-1-9 新日本橋ビル B1F |
アクセス | 三越前駅から徒歩1分 |
電話 | 03-6281-9729 |
営業時間 | 17:00~23:30(LO23:00) |
定休日 | 日曜 |
坪数客数 | BarBies Grill:16坪27席、Yakiniku Barbies:24坪39席 |
客単価 | BarBies Grill:6000円、Yakiniku Barbies:8000円 |
運営会社 | 株式会社CURRENT |
オープン日 | 2018年4月10日 |
関連リンク | BarBies |
関連リンク | YAKINIKU&WINE TO-KA HANARE(記事) |