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「気まぐれバル恵比寿 Whim」の馬肉焼肉が話題
隠れ家バーが馬肉×ワインのダイニングにリニューアル

恵比寿駅西口から徒歩1分。ビルの5階を降りると、バーカウンターが印象的な店内に。木材を効果的に取り入れて、アットホームな落ち着ける空間に仕上げられている
カウンター、テーブル席のほかに個室も用意。グループでの様々な利用シーンにこたえてくれる
熊本から直送される馬のレバ刺しは、塩とごま油のタレで。希少なため事前に要予約
同店名物の「馬ぃ焼肉」は、様々な部位から盛り合わせを選べる。新鮮な馬肉を、分厚さをしっかり残して食べ応えを残した焼肉は必食だ
No name代表取締役 三浦恵司氏

(取材=能見 美緒子)


8月5日、恵比寿駅西口徒歩1分という好立地のビル5階に「気まぐれバル恵比寿 Whim(フィム)」がオープンした。5年間愛されてきた隠れ家的バー「Whim(フィム)」が移転リニューアルした。経営はNo,name(東京都渋谷区、代表取締役 三浦恵司氏)。生まれ変わった店の特徴は、新鮮な“馬肉料理”を提供すること。馬肉はカナダ産と熊本産を使用。あらゆる産地の馬肉を食べ比べた結果、選び抜いたものだ。自身の舌が納得したものだけを取り入れている。

代表の三浦氏の飲食業界での経験はなかなか興味深い。知人を訪ね小笠原諸島の父島でまぐろ漁を1年間やっていたこともある。のちに横浜や六本木のバー、銀座のイタリアンレストランで下積みを重ねる中で、品川のイタリアン「TRIBECA(トライベッカ)」から声がかかり、わずか1か月で店長、半年後には4店舗を任されるようになり、5年後に独立。ラウンジバー「Whim(フィム)」のオープンに至った。それにしても現在の“馬肉とワイン”にリニューアルした背景には何があったのだろう。「2年ほど前から世間全体的にお酒を飲む人が減ったことを現場で強く実感していたんです」。お酒メインよりも売り上げを伸ばそうと考えたのが、まず一つ。さらに「バーでも料理を出していて、おいしいと言ってくれるお客さんがいたので、いっそのこと“飯屋さん”にしてしまおう」と思ったそうだ。その結果、ヘルシーで希少性のある馬肉を焼肉スタイルをメインに提供する形に辿り着いた。

メニューは、「特選馬刺し5種盛り合わせ」(2人前1800円)、熊本直送極上のレバ刺し(2800円)など、新鮮で味に自身があるからこそ提供できるものをはじめ、同店オリジナルの「馬ぃ焼肉5種盛り合わせ」もおすすめだ。分厚く切られた食べ応えたっぷりの馬肉を無煙ロースターで焼上げて焼肉スタイルで馬肉を楽しめる。煙を吸い上げる設備を設置するのではなく、無煙ロースターを取り入れることで、カウンターでも手軽に本格的な焼肉を提供できる。埋め込み式ロースターを利用していた店へ実際に足を運び構造を見るなど、ここにも食材同様にこだわりがあった。また、ランチ営業もあるため、気軽に馬肉を食べることもできる。ランチメニューは「名物!特選馬肉赤身のユッケ丼」(850円)、「Whim特製ミートソーススパゲティ」(800円)など。馬肉と同様、合わせるワインも同店のウリ。三浦氏にイチオシを聞くと「産地とか限定とかまったくこだわりはない。自分がおいしいと思ったものをおすすめ」する。常時40種類ほどを用意し、リーズナブルに幅広いワインを楽しめるのが魅力だ。

将来の展望については「この店がある程度成長したら、またバーをやりたいですね。低いソファーでリラックスしてお酒を飲めるような…」。お客との関係をなによりも大切に考えるからこそ、距離が近いバーは彼の原点だ。低カロリーで鉄分などの栄養価が高く健康と美容にいい新鮮な馬肉とおいしいワインをいただける「気まぐれバル 恵比寿 Whim」。店内は木目調で落ち着きがありながらも明るい壁紙や暗すぎない照明が心地よい。馬肉を食べ慣れない人はランチから試してみるのもいいだろう。気さくなオーナーが歓迎してくれるはずだ。

店舗データ

店名 気まぐれバル恵比寿 Whim(フィム)
住所 東京都渋谷区恵比寿南1-8-9 京城ビル5F

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アクセス JR各線・東京メトロ日比谷線恵比寿駅より徒歩約1分
電話 03-6412-7597
営業時間 ランチ 11:30~14:30(LO14:00)
ディナー 17:00~24:00(フードLO23:00、ドリンクLO23:30)
定休日 日曜日
坪数客数 22坪・42席
客単価 6000円
運営会社 株式会社No name
関連リンク 気まぐれバル恵比寿 Whim(FB)
関連リンク 気まぐれバル恵比寿 Whim(HP)
※店舗情報は取材当時の情報です。最新の情報は店舗にご確認ください。

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